# VeryLongAnimalsとはどんなプロトコルか **Published by:** [askyv](https://paragraph.com/@askyv/) **Published on:** 2022-07-10 **URL:** https://paragraph.com/@askyv/verylonganimals ## Content どうも、ベリロン博士のaskyvです。 VeryLongAnimalsのコミュニティポイント「ポテト」について考察を深め、VeryLongAnimalsがどんなプロトコルなのか私なりの結論を示したいと思います。前提知識VeryLongAnimals「顔の長い動物」をモチーフにしたNFTコレクションVeryLongAnimalsのメインのNFTは通称ジェネシスNFTと呼ばれるhttps://twitter.com/verylonganimals ポテトベリロン運営が発行するポイントベリロン運営がオフチェーンDBで管理集めると割引価格でジェネシスNFTを購入することができるhttps://verylonganimals.notion.site/a68f1bc095da49408efae8a7e8699058シンプルなモデルで考える”ポテト”トークンエコノミクスVeryLongAnimalsというプロトコルを理解するため、以下のようなシンプルなモデルで考えてみます。(市場で価値がある)ジェネシスNFTは無限に発行される新規発行されるジェネシスNFTはポテトとの交換のみで入手できるポテト10,000個と引き換えにいつでもジェネシスNFT受け取ることができるポテトはプロトコルへの貢献(主にIP/memeを拡散する行動)の報酬として付与されるコントリビュータはポテトを対価として取得する目的で貢献を行うすると、VeryLongAnimalsは以下のように図示できます。まず、コントリビュータが、プロトコルに対して価値を付与する行動(work)を行い、その報酬としてポテトを受け取ります。そして、それを一定程度積み上げると、10,000個のポテトと引き換えにジェネシスNFTが付与されます。コントリビュータはそれを二次流通してお金に変えるか、ホルダーとしてNFTを保持し続けるかの選択肢を手に入れます。 ジェネシスNFTを手に入れたい資本家(お金をいっぱい持ってる人)は、ジェネシスNFTを二次流通で手に入れる、または、ポテトを市場で買い集めてジェネシスNFTと交換することによって、これを実現することができます。Nounsとの比較Nouns(@nounsdao)は、言わずと知れたボトムアップ型のNFTコレクションです。 Nounsには、Small Grants/Prop House/Proposalsといった助成金の制度があり、NFTの売上金から形成されたTreasuryから、貢献に対する報酬の支払い等がなされています。 Nounsの助成金制度については、下記のイーサリアムnaviの記事が詳しいです。 https://ethereumnavi.com/2022/06/10/nounsdao-funding/ Nounsは、以下のように図示できます。Nounsでは、まず資本家が、プロトコルに対してお金を入れ、対価としてNFTを手に入れます。 そして、プロトコルに対して価値を付与する行動(work)を行ったコントリビュータに対して報酬をETHで支払います。 どちらもプロトコルを通じてお金とworkが循環していて、その循環を通してmemeを拡大させているという構造が共通しています。プロトコルに対して、お金を先に入れるか、workを先に入れるかという違いは、その循環サイクルが安定して回っている状態では、大した差にはなりません。 しかし、プロトコルが立ち上がる段階では違いが現れます。VeryLongAnimalsが採っているモデルでは、未発行のジェネシスNFTの価値を行使して、信用取引のように報酬を渡し、プロトコルにworkを流入させることができる点です。急速に成長することを目指すプロジェクトでは、信用によってトークンを発行できるVeryLongAnimalsのモデルと相性がいいと考えられます。VeryLongAnimalsというプロトコルの正体VeryLongAnimalsは「VeryLongAnimals(顔が長い動物)」というmemeの認知を拡大させ続けることを行動原理とする概念(法人とも少し違うので「memeモンスター」と呼んでみます)であると私は考えています。ジェネシスNFTは、そのmemeを分割所有するトークンであると考えられます。 さらに、ポテトは以下のような2つの特徴を持っていると整理できます。 一つは、ポテトは、ジェネシスNFTを細分化したフラクショナルNFTのような性質を持っていることです。そして、もう一つは、ポテトが、将来発行されるジェネシスNFTを裏付け資産として発行されていることです。VeryLongAnimalsというmemeモンスターは、そのmemeへの信用を元に発行するmeme建てトークンを利用することで、人間が行うmemeの認知拡大のためのworkに対して適切なインセンティブを与えることができます。 そして、workによるmemeの価値上昇>報酬となるようにポテトの配布条件を調整することによって、memeの価値はインフレを続け、VeryLongAnimalsは無限に拡大し続けることができます。実際のポテトトークンエコノミクス以上は、プロトコルとしてのVeryLongAnimalsを理解するため、さまざま要素を捨象して考察を行ったものです。 しかし、実際のVeryLongAnimalsの動きはもっと複雑であるはずで、具体的には、以下の要素は無視できないであろうことを告白します。ジェネシスNFTに発行上限数があることが宣言されている新規発行されるジェネシスNFTはポテトまたはETHと交換することができるポテトの取引が禁止されているコントリビューターはポテトを得る目的のみで貢献を行うわけではないコントリビューターは、おそらく、ポテトを得る目的のみで貢献を行なっていません。 VeryLongAnimalsは、人々にエンタメを提供し、その人生を豊かにしています。そして、ベリロンのコミュニティにいるコントリビューターは、ディズニーランドでいう「キャスト」と「お客様」が混合したような状態になっています。コミュニティにいる人は、一方でお金を払ってでも得たいエンタメを享受しながら、同時に、適切な報酬が支払われるべきクリエイティブな活動を行っています。 この点を含めて考えると、VeryLongAnimalsはもっと複雑なプロトコルとして理解されることになるはずです。おわり次の記事では、VeryLongAnimalsのポテトが抱えている課題と、それに対する私の今後の行動について書きたいと思います。 ## Publication Information - [askyv](https://paragraph.com/@askyv/): Publication homepage - [All Posts](https://paragraph.com/@askyv/): More posts from this publication - [RSS Feed](https://api.paragraph.com/blogs/rss/@askyv): Subscribe to updates - [Twitter](https://twitter.com/askyvxi): Follow on Twitter