# Public Ideas: #1-1 Public Idea

By [consome](https://paragraph.com/@consome-2) · 2024-04-26

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This article does not provide life or financial advice.

このシリーズでは、以前に私が書いたPincipia of Cryptoの内容を踏まえて、具体的にどのようなアイデアがクリプトにおいて価値があり、どのようにサービスを設計することが合理的であるかを説明したいと思います。

今回は、”アイデア”についてのアイデアを共有しようと思います。

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Ideas are the ULTIMATE Public Good
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アイデアは究極の公共財です。

[https://cyber.harvard.edu/ipg/Defining\_Public\_Good#:~:text=Ideas%20are%20excludable%2C%20of%20course,is%20incomplete%2C%20or%20otherwise%20deficient.](https://cyber.harvard.edu/ipg/Defining_Public_Good#:~:text=Ideas%20are%20excludable%2C%20of%20course,is%20incomplete%2C%20or%20otherwise%20deficient.)

> Ideas are always non-rival -- if I tell you my idea, there's more of it, so ideas are actually anti-rival or negatively rival, i.e. subject to increasing returns. Ideas are excludable, of course; if I don't tell you mine you may never learn it. But once the secret is out, ideas are the ULTIMATE public good, according to the above definition.

アイデアは一度公開されるとすべての人にとって利得があります。そしてそれは任意のエンティティによって独占されたり、奪い合いが発生するものでもありません。

### 問題

しかし、もしあなたが革新的なアイデアを思いついたとしても、それで利益を上げたい場合には実行が伴います。つまり、アイデアは共有されるまでは秘密にすることにインセンティブがあります。既存のビジネス領域では”アイデアには価値がない”と言いながらも、アイデアは隠されているのです。それに価値がないのであれば隠す必要はありません。これは[スピルオーバー効果](https://www.rieti.go.jp/jp/publications/nts/22j024.html#:~:text=%E7%A0%94%E7%A9%B6%E9%96%8B%E7%99%BA%E6%B4%BB%E5%8B%95%E3%81%AB%E3%82%88%E3%81%A3%E3%81%A6%E5%BE%97,%E8%A1%8C%E3%81%86%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%8C%E4%BD%8E%E4%B8%8B%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%82)です。

対策方法としては、特許を取得してアイデアを独占することができます。アイデアは共有されますが、実行可能なエンティティは限定的です。しかし、特許やライセンスの存在は物事を複雑にし、競争的にします。

[https://www.pnas.org/doi/full/10.1073/pnas.0407730102](https://www.pnas.org/doi/full/10.1073/pnas.0407730102)

> 経験的考察と理論的考察に基づいた私たち自身の結論は、総合的に見て、特許と著作権を完全に削除することが最善であるというものです。

Blockchainを使うことでアイデアがより積極的に世の中に共有されるようになり、特許に関連する面倒な物事がスキップされ、人類がより早く進化する世界を作れないでしょうか？

### 解決策

*   アイデアを共有することにインセンティブを付与する
    
*   アイデアを考える役割と実行する役割を合理的に分離する
    

非常にシンプルな解決策です。アイデアを共有することにインセンティブを付与し、アイデアがこれまでよりも高速に共有・改善されるようにします。アイデアそれ自体で収益を上げることができるのであれば、特許を取ることの必然性が下がり、面倒ごとがなくなります。

具体的なサービスの設計については次回の記事で説明しようと思います。

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アイデアの持つ性質
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アイデアが公共財であることは前述しましたが、さらに詳しくアイデアというものの性質をクリプトの観点から分析していきたいと思います。

### **The Economics of Ideas**

「Economics of Ideas」は、ノーベル経済学賞を受賞した経済学者のPaul Romeroによって提唱された概念です。これは、アイデアや知識が経済成長に果たす役割について説明するものです。

[https://www.wired.com/1996/06/romer/](https://www.wired.com/1996/06/romer/)

1.  **アイデアの非rivalrous性**  
    アイデアは無形の財であり、複数の人が同時に利用できます。つまり、1人がアイデアを使っても、他人が使えなくなるわけではありません。
    
2.  **アイデアの部分的排除可能性**  
    アイデアは完全に公共財ではなく、特許制度などによってある程度私有化が可能です。これがアイデアの創出インセンティブになります。
    
3.  **アイデア生産のスケールメリット**  
    アイデアの生産には固定費用がかかりますが、一旦生み出されれば、追加コストなしに複製が可能です。
    
4.  **アイデアの外部性**  
    新しいアイデアは、それ自体が価値があるだけでなく、他の新しいアイデアを生み出す種となります。
    

### パーミッションレス・コンポーザブル

アイデアは許可なくcomposeすることが可能です。これまでの人類の叡智はアイデアの組み合わせや追加によって発展していったことは明らかです。

iPhoneを落とした時にその筐体が壊れないようにするためにiPhoneカバーというアイデアを誰かが思いついたとします。そのアイデアが共有され、あなたが「もっと持ちやすくするためにカバーにリングをつけたほうがいい」と、さらにアイデアを追加することができます。これはアイデアの持つ公共財としての性質を表現しており、またBlockchainにも共通する考え方です。アイデアとBlockchainは、非常に近い性質を持ちます。

### 反脆弱性

反脆弱性とは、Nicholas Taleb著の_Antifragile_で提唱された概念です。

[https://en.wikipedia.org/wiki/Antifragile\_(book)](https://en.wikipedia.org/wiki/Antifragile_\(book\))

“Antifragile”は、ストレスや不確実性、リスクにさらされたときにより強くなることを意味します。脆弱なものはストレスにさらされると簡単に壊れますが、”Antifragile”は単にショックに耐えるだけでなく、それによって改善します。つまり叩かれるほど強くなる性質を指します。

アイデアは反脆弱性を持ちます。

_You: 宇宙で絵を描きたい人のための、手に紐を巻いてくくりつけられるボールペンを考えました_

_Bigbrain: それは悪いアイデアです。無重力空間ではインクが宙に浮くため、ボールペンの先からインクが出ません。_

_You: では、ボールペンではなく鉛筆にしましょう_

Bigbrainによる批判はストレスです。しかし、アイデアはそのストレスによって改善されました。

また、Blockchain自体も反脆弱性を持ちます。これまでに多くのFUD、弱気相場、規制上のリスクがありましたが、その度に我々のエコシステムは強固になっていきました。エコシステムのいくつかのサービスが壊されたとしても、Blockchain全体として壊れるわけではなく、より改善され維持されます。これは生物の進化の歴史とも符合します。絶滅や環境の変化があっても、生物のエコシステムはその多様性によって残り続けています。アイデアという存在もこのような反脆弱性を持ちます。

（あるいは、Richard Dawkinsに言わせればアイデアだけでなくMemeも同様にAntifragileです。）

### ネットワーク効果

アイデアは別のアイデアと組み合わせることができます。この記事のように、Paul Romeroの唱えたThe Economis of Ideasに対して、Blockchainの観点で解決策を提案することもできます。これは組合せ爆発です。アイデアの数が増えれば増えるほど、組み合わせ可能な数が増えるため、一般にはアイデアは秘密にされるよりも公開されることの方が人類にとっての利得です。

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アイデアには価値がない？
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実際にアイデアには価値がないのでしょうか？

[https://x.com/VitalikButerin/status/1520185741640597504](https://x.com/VitalikButerin/status/1520185741640597504)

> 「アイデアはほとんど価値がなく、実行がすべてだ」というのは、私が最も同意できない「疑いようのない常識」の 1 つかもしれません。まったく真実ではありません。

既存のビジネス領域においての真実がクリプトの世界でも同様であるとは限りません。トークンの導入が様々な現象を逆転させました。Fat Protocolはその一つです。既存Web領域ではアプリケーションが価値を獲得し続けましたが、クリプト領域では逆です。

インターネット上の画像やミームも、価値がないものと考えられていました。しかし、NFTやMemecoinといったトークンを付与することで彼らは価値を獲得することができました。価値がないと思われているものに価値を付与できることが、Blockchainの持つ非常に強いパワーです。Blockchainによって通貨発行権がすべての人々に解放されたのです。アイデアは価値がないと思われているものの一つですが、強力な公共性を持ちます。そして、トークンを付与した時に彼らは価値を持つことができます。

![](https://storage.googleapis.com/papyrus_images/64d7a586d30837ad98ca24d3a249328fc548bd7800f5d280a7db553306c06cb2.png)

アイデアだけではなく他にも次のようなものにも価値を付与できる可能性があります。

*   小説
    
*   ゲーム
    
*   音楽
    
*   スポーツ
    

など。特に小説にトークンを付与し、パブリックドメインにすることには多くの可能性を感じます。

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前回の記事Principia of Cryoto/ **#5 トークン中心の価値獲得メカニズム** の中で説明したトークン化を元に今回のアイデアを紹介しました。

[https://mirror.xyz/zkether.eth/r7OsI5EimZ97hV-kikO4EMdWm9KgCTTlXII1bpVbMTk](https://mirror.xyz/zkether.eth/r7OsI5EimZ97hV-kikO4EMdWm9KgCTTlXII1bpVbMTk)

上記のようにして、本来は価値があるはずのものを対象にしてトークン化を試みるような取り組みはクリプト的であると個人的に思います。

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*Originally published on [consome](https://paragraph.com/@consome-2/public-ideas-1-1-public-idea)*
