# がん検診で寿命は伸ばせない **Published by:** [AI Journal Club](https://paragraph.com/@journalclub/) **Published on:** 2023-09-30 **Categories:** screening **URL:** https://paragraph.com/@journalclub/bretthauer2023 ## Content がん検診を受けても長生きしていなかった―そんな研究結果が2023年8月に発表されました。寿命延長効果をメタ分析で検証がん検診は寿命を伸ばすことを目的に実施されてきましたが、どの程度寿命延長効果があるのか、はっきりしていませんでした。 そこで、長期間追跡されたランダム化比較試験の結果を統合したメタ分析(Bretthauer, 2023)が実施されています。がん検診による獲得生存日数を検討対象となった検診は以下のとおり。マンモグラフィーによる乳がん検診便潜血・S状結腸鏡・大腸内視鏡による大腸がん検診PSAによる前立腺がん検診喫煙者/元喫煙者に対するCTによる肺がん検診子宮頸部細胞診による子宮頸がん検診これらのがん検診の実施によって得られた生存日数を、がん検診を実施しなかった人と比べて算出し、結果を統合しています。211万人のデータ18のランダム化比較試験(2,111,958人)が採択。結果の概要は以下のとおり。Table by Bretthauer, 結果から作図。PLCO研究(Prostate, Lung, Colorectal, and Ovarian Cancer Screening Trial)とは、米国の前立腺がん・肺がん・大腸がん・卵巣がん検診の有効性を検証したランダム化比較試験(Pinsky, 2019)の結果から引用されています。単独のがん検診で獲得生存日数で有意差が認められたのは、S状結腸鏡検査のみ (獲得生存日数110日、95%信頼区間 0-274日)となりました。 その他のがん検診については、検診なしとほぼ同等という結果でした。 一般的ながん検診によって、寿命・生存日数を伸ばし命を救うという主張には科学的根拠がない、という結論になっています。まとめがん検診は死亡を予防して寿命を伸ばしているのか、過去の研究から211万人のデータを検証したメタ分析が発表されました。この結果では、ほとんどのがん検診ではがん検診なしと比べて差がみられず、S状結腸鏡による大腸がん検診のみが寿命を110日だけ伸ばすことがわかりました。参考文献Bretthauer M, Wieszczy P, Løberg M, Kaminski MF, Werner TF, Helsingen LM, Mori Y, Holme Ø, Adami HO, Kalager M. Estimated Lifetime Gained With Cancer Screening Tests: A Meta-Analysis of Randomized Clinical Trials. JAMA Intern Med. 2023 Aug 28:e233798. doi: 10.1001/jamainternmed.2023.3798. Epub ahead of print. PMID: 37639247; PMCID: PMC10463170. Pinsky PF, Miller EA, Zhu CS, Prorok PC. Overall mortality in men and women in the randomized Prostate, Lung, Colorectal, and Ovarian Cancer Screening Trial. J Med Screen. 2019 Sep;26(3):127-134. doi: 10.1177/0969141319839097. Epub 2019 Apr 3. PMID: 30943843. ※情報収集・文章作成・画像生成にAIを活用しています。 ## Publication Information - [AI Journal Club](https://paragraph.com/@journalclub/): Publication homepage - [All Posts](https://paragraph.com/@journalclub/): More posts from this publication - [RSS Feed](https://api.paragraph.com/blogs/rss/@journalclub): Subscribe to updates