# NAYUTA:東京電脳R、始動

By [NAYUTA:東京電脳R](https://paragraph.com/@nayuta-tdnr) · 2022-05-09

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    目次
    ・萎縮してしまっている日本のアーティスト・クリエイター事情
    ・日本のアーティスト・クリエイターは、既にグローバルでもトップの実力を誇っている
    ・web3という大波に乗れるのか？
    ・NAYUTA:東京電脳R、始動
    

### 萎縮してしまっている日本のアーティスト・クリエイター事情

「このままでは、日本はアート後進国のレッテルを貼られる」という意見をしばしば見かける。果たして本当に日本のアート市場は遅れているのだろうか？

「日本のアート産業に関する市場レポート2021」によると、日本全体の美術品市場規模は約2,186億円で、世界市場における割合は約4%程にしかならないとのことだ。この数字だけを見ると全体の経済規模に対して、大分小さいように見える。成長が鈍化してしまっている日本経済や、日本でのアートにおける税制の問題、アートギャラリーの乏しいビジネスセンスなど問題は山積みである。

ただし、この4%という数字だけを見て、日本のアート市場が遅れていると主張するには、少し強引ではないだろうかと思う。

上記で言う美術品とは、主に古美術・工芸や日本画・洋画などを指しており、ゲーム・漫画・アニメなどのコンテンツは含まれていない。しかしグローバルでは、こういったコンテンツも「アート」と捉えることが多いのが事実だ。

聞いた話によると、フランスでは18歳になると、日本円で3万円程度の「アートパス」が支給され、漫画や映画、音楽など、好きなアート作品を購入できるという。日本でも大ヒットした『鬼滅の刃』の漫画がアートパスでかなり売れているらしく、そう考えると少なくともフランスでは『鬼滅の刃』はアートと捉えていると言える。

そもそも「芸術性」や「創造主の哲学」が存在するものが、アートと定義されるはず。逆に漫画やアニメが、アートではないということを論理付ける方が、難しいのではないかと考える。

もしかすると日本では、より優れた技術と質を追い求めるためのが美学という名目のもと、「アート」に対して不必要にバーを高く設定しているのかもしれない。そしてゲーム・漫画・アニメなどのライトなコンテンツに対して、どこか「けしからん」精神が働いているのかもしれない。

良いように言えば、高い質のものを追求し続ける自己研鑽の美学。しかし、裏を返すと、良いものを持っているにも関わらず、それを肯定しきれてないとも言える。どこか萎縮してしまい、自分の手が届く範囲だけで完結しようとし、小さくまとまって終わってしまう。このような環境下の中だと、日本のアーティストやクリエイターが、自分の可能性を自ら制約してしまう状況に陥りかねない。

### 日本のアーティスト・クリエイターは、既にグローバルでもトップの実力を誇っている

そもそもゲーム・漫画・アニメのどれを取っても日本における市場規模は、グローバルで見てもトップを争うものであり、世界中を魅了している作品が数多く存在する。

その中で、こういったコンテンツの創造活動における大事なキーワードは「世界観」、「キャラクター」と「ストーリー」と考える。

「世界観」とは、世界およびその中で生きている人間に対して、人間のありかたという点からみた統一的な解釈・意義づけを指し、知的なものにとどまらず、情意的な評価が加わり、人生観をも含むものである。現実とのリンクはある程度残しつつ、のめり込んでいけるような、仮想的な世界を作っていく。豊富な妄想力は持って生まれた才能なのか。閉鎖的で辛い現実から逃避し、理想の世界を創り出したいという想いの表れなのか。歴史的且つ文化的背景を紐解いていけば、ルーツをより深く理解できるだろうが、理由はどうであれ、日本のアーティスト・クリエイターは、独自の「世界観」を作ることに長けていると考える。

その世界観に存在する「キャラクター」と自分自身をリンクさせ、キャラクターが成長するにつれて、自分自身も成長するという模擬体験を得る。そしてキャラクターが何かを達成した時、共に喜び、達成感に浸る。こういった「ストーリー」から快感を覚え、喜びと幸せを感じる。

そして、この世界観とキャラクターとストーリーにファンが付き、「コミュニティ」が形成される。同じ世界観とストーリーにのめり込んだもの同士が、リアルでもバーチャルでも集まり、お互いの価値観を確かめ合う。自分ではない他の人と繋がっている、という感覚が更なる満足感と快感を作り出す。

昨今、仮想空間やメタバースなどが注目されているが、日本では既にそれが日常に溶け込んでいて、日本はこの分野においては先駆者であり、エリートでもあると考える。だからこそ求められるものも高く、優れたクリエイターも数多く存在する。大手出版社に認められた存在でなくても、グローバルで戦える力を既に持っているクリエイターが、日本には多数存在している。世界規模で自信を持ち、胸を張って良いのだ。

### web3という大波に乗れるのか？

現在web3というビッグウェーブが起こりつつある。おそらく10~20年に一度訪れる規模のものだ。従来のweb技術に加えて、ブロックチェーンを有効に活用することにより、トランザクションの透明性が担保され、権力や情報も集約されずに分散される。インターネットさえあれば、世界中どこにいても、フェアな土俵でグローバルマーケットで戦うことができる。

しかしこのままだと、日本のアーティスト・クリエイターは、この波に乗りきれないまま、波は無情にも過ぎ去ってしまうだろう。日本政府の政策や税制制度、上記で述べたようなアーティスト・クリエイターの萎縮的な態度、日本が持つ文化的な制約など、原因はおそらく一つではない。その中でも、あえて一つ挙げるとすると、「言語」という壁が大きくのし掛かってくる。いくらweb3の力を活用し、公正な土俵で戦えたとしても、英語が出来なければ、世界観やストーリーを伝えきれず、コミュニティも形成されない。グローバルでの展開や経験が限られると、お金も集まらず人材も育たない。

かといって、英語なんてそんなすぐに習得できるものではない。もっというと、他に喋れる言語が既にあることを考えると、無理に習得する必要もない。日本語だけでも、優れた世界観とストーリーは十分に作れるし、日本語に一点集中した方がより良い創造活動ができるかもしれない。

何かしらの人生の巡り合わせで、既に多言語を喋れる人が、日本のアーティスト・クリエイターとグローバルマーケットの橋渡しをすれば良いだけの話だ。そんな使命感を僕たちは持っている。

なお、決して無理に「グローバリゼーション」という大旗を振りたい訳ではない。明治維新以降、強引なグローバル化が日本にもたらしたストレスと負担は計り知れない。単純に、世界規模でのマーケットの方が規模が大きく夢も大きい、それだけのことだ。

### NAYUTA:東京電脳R、始動

そんなことを想いながら、NAYUTA:東京電脳RのメインアーティストであるSteak Ninja Boyに出会った。彼のGenesis作品をTwitter上で見かけたのがきっかけで、ひと目見ただけで世界観がビビットに伝わってくる彼の作品に魅了され、コンタクト。実際にお会いし、彼の世界観や人柄と共鳴し、本プロジェクトを立ち上げるようになった。

NAYUTA:東京電脳Rは、世界観であり、ストーリーであり、コミュニティだ。確固たる世界観があり、その世界観にのめり込み、ストーリーに魅了される人々が、コミュニティを作る。皆さんには、もし共感頂けるのであれば、いかなる形であっても是非参加頂き、プロジェクトの行く末を、焦らずじっくりと一緒に見守って欲しいと切に願う。ファン一人一人の参加が、このプロジェクトの成功にダイレクトに寄与する。何よりも一緒に楽しんで欲しい。

日本の素晴らしいアーティストやクリエイターが世界で羽ばたき輝ける世界観を描いて。

**by** [**la\_croix**](https://twitter.com/la_croix279)

**文献**

*   「日本のアート産業に関する市場レポート2021」[https://artmarket.report/](https://artmarket.report/)

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*Originally published on [NAYUTA:東京電脳R](https://paragraph.com/@nayuta-tdnr/nayuta-r)*
