Open EdenはYZIラボ(元バイナンスラボ)によってバックされている米国債をオンチェーン発行するプロトコルで、Jeremy NgとEugene Ngによって創設され、Eugene Ngは香港でビジネス商談の相手の意思に反して薬物を投与したことで解雇されています。
Jeremyの方はシンガポールのエリート層で、過去ではモルガンスタンレー、ゴールドマンサックスにおいて就職した履歴があり、クリプト関連では現在CMCで33位のランキングに位置付けられるGeminiという取引所において高い職をついていました。
今回のOpenEdenはオンチェーンのものなので、一応Defiという位置付けにはなりますが、やはり非常に伝統金融の色彩が強く、実際それを売りに出しています。
彼らのコアプロダクトである米国債(T-bill Vault)は10Mを達成したのはほぼ2年前で
1年後の2024年でやっと100Mを超えました。
これ規模のものがこれほどの成長スピードは非常に速いとは言えません、主に考えられる原因としては、彼らの元々の戦略は大口の投資家に向けて、KYCを済ませたもののみ通すことだったのですが、メインに24年後半から今年に入ってから小口の投資家、KYCをしないオンチェーン投資家に向けてもサービスを開通しました。
その中で馴染み深いものは、Solayerとコラボをして、sUSDをSolanaチェーンにおいて発行したことかと思います。
最近でローンチされたUSDOのVaultの成長も著しく、すでにTBILL Vaultの1/3ぐらいに到達しています。
他の基本全てのOpenEdenの紹介でも必ず言及される通り、OpenEdenは伝統的な規制当局に信頼されていることが彼らの最大な売りになります。
OpenEdenはMoody’s(ムーディーズ、アメリカの信用格付け会社で、企業や金融商品の信用や返済能力を評価する機関)によって「A-bf」と評価され、この評価は「投資適格」の格付けで、比較的安全性が高いとされてます。
投資家はここがしっかり担保物があることを信用しており、相対的にDepegが生じにくいことも言えるわけです。大口は基本入金する際はKYCが必要ですが、小口はKYCなしで、ミント、売却をすることができます(メインにBaseチェーン)
他にも同質性の高いステーブルプロトコルいっぱいあるが、OpenEdenはどう差別化しているのかと気になる方も多いと思いますが、彼らの売りは規制をしっかり遵守したもので、競争者内でも安全性のより高いものとしています。
彼らは明確にRWAというセクションに分類され、メインの競争者はOndoなどになります。RWAは現時点5B程度のTVLがあり、Defi全体においても20分の1ぐらいがあります。市場が低迷している現在でも引き続き積極的に見られているのがこのRWA市場になります。
RWA市場といっても、メインはやはり米国債(T-bill)のオンチェーントークン化したものです。
現在のOpenEdenのTVLはトップ層のHashnote, Ondo, Securitizeと比べたら高くないが、TBILL業務だけでも現在7位になっています。
今月から独自ポイントプログラムをやっています、非常に明瞭で、独自米国債の裏付けで、オンチェーンのイールド内蔵型トークンを発行しており、ティッカーは $cUSDO 。
1日1ドルにつき1ポイントをもらうことができます。Defiにおいて利用をすることによって、さらに多くの倍率をもらえる形をとっています。(反映も1日一度)
ブーストの1個目はリファコード入力、上記のサイトにアクセスをすると自動で入力されると思います、これで5%のブーストがあります。
Baseチェーンで任意のトークン→cUSDOへスワップをすれば、毎日先述のレート+5%でポイントが貯まります。このcUSDOはイールド内蔵型のトークンで、所持をすると自動で価値がドルに対して毎年4%程度のスピードで増えていきます。
その他の行為で単純所持よりもさらにポイントを多く取ることができます、例えばLPやMorpho などでLendingをして、Lendingの利回り+元々もらえる全てのもの+ブースト分のポイントがあります。
これを担保として使って、さらに多くのUSDOを借りて、Loopingをすることも可能ですが、Depegしたら普通の人よりもさらに損をします。
また、現時点Loopingにおいては8%の年利を払う必要がありますが、米国債を上回った分はポイントを掘っていることと等しいわけです、つまり金を払ってポイントを掘ることになりまして、YTと大差がなくなります。(LoopingをせずにLendingした場合は関係ありません)
https://app.spectra.finance/trade-yield/eth:0x4ce7f0a18a2a66f6dd329f37ad36c2742976744c
Pendleの競合であるSpectraにおいてのみ上場されていますが、ここにおいてYTやLPを所持することで最大10倍のブーストをもらうことができます。
今ここのImpliedは少々高いですので、注意をしてください。また、Spectraにおいては小資金でLPとかはできますが、資金が大きくなると、スリッページも大きくなります。
YTですが、10倍ブーストの意味はそれぞれのYTにかかるということです。
例えば下記の図は今実際購入できるYTの量ですが、22000枚程度とわかります、これに10をかけた数字が毎日のもらえられるポイントの数字になります。つまり220,000 Points/Dayです
個人的には、YTもLoopingよりも資金を少し大きめに(特にResolvで満期を迎えるプールがいっぱいありますので)ここのMorpho Earnのところに入れて、ただの所持するの米国金利+Morpho Earnの金利を稼ごうかなと思っています。やり方はいっぱいあります、これが正解というのがないと思います。
(普通のLP自体はほぼ金利がつかない、Loopingはコストがもちろんかかりますが、悪くないと思います、Spectraでは現時点の20%の値段のYTは少々高い、SpectraのLPは大金を入れることにちょっと抵触がありますので個人的にはほぼ管理の必要がほぼないMorphoを選んだだけです)
TVL自体はそれほど高くないが、成長のスピードが速いです、ここはバイナンスなどがバックしているのは事実なので、ガバナンストークンの設計次第で美味しくなる可能性がありますし、安全性も一定程度確保されていると思われますので、より安心して狙えられそうですね。
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