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JLPって何?
JLPは、JupiterというSolanaブロックチェーン上の取引所(特に「Jupiter Perpetuals」というレバレッジ取引のプラットフォーム)で使われる「流動性プール」のトークンです。このプールには、SOL、BTC、ETH、USDC、USDTなどの資産が入っていて、トレーダーがこれらの資産を借りてレバレッジ取引を行います。
JLPトークンは、このプールに流動性を提供した人がもらえる「持ち分」を表すものです。プールに資産を預けると、JLPトークンがもらえ、取引で発生する手数料(75%)がプールに戻され、JLPトークンの価値が上がる仕組みです。
Utilization(利用率)って何?
Utilization(利用率)は、JLPプールの中にある資産(SOL、BTC、ETH、USDC、USDT)がどれだけトレーダーに「借りられているか」を示す割合です。0%だと誰も借りていない、100%だとその資産が全部借りられている状態です。
この利用率が、JLPの価値やリスクにどう影響するかを理解するのが大事です。特に、Discordの会話では「SOLの利用率が100%だとJLPが安全になる」という話が出てきます。なぜそうなるのかを理解していきましょう。
JLPの仕組みを簡単に!
JLPプールは、トレーダーがロングやショートの取引をするための資産を提供します。トレーダーはプールから資産を借り、取引が終わると手数料や損益をプールに返します。
買い(ロング)ポジション:トレーダーがSOL、BTC、ETHを借りて「価格が上がる」と賭ける。
売り(ショート)ポジション:トレーダーがUSDC、USDT(ステーブルコイン)を借りて「価格が下がる」と賭ける。
この取引の結果、JLPプールの資産が増えたり減ったりします。重要なのは、利用率によってJLPがどのくらいリスクを負うか変わる点です。
利用率とJLPの関係を3つのパターンで解説!
Discordの会話で出てきた3つのパターン(①~③)を、簡単なイメージで説明します。JLPプールは「SOL、BTC、ETH(暗号資産)」と「USDC、USDT(ステーブルコイン)」の2つのグループに分けて考えます。
パターン①:SOL/BTC/ETHが100%、USDC/USDTが0%
状況:トレーダーが全員ロング(SOL、BTC、ETHを借りて価格上昇に賭ける)。USDCやUSDTは誰も借りていない。
JLPにとってどうなる?
プール内のSOL、BTC、ETHが全部貸し出されているので、JLPは「暗号資産を持っていない状態(ノーポジション)」に近い。
もしSOLが暴落しても、トレーダーが損失を被り、その損失分がプールに戻るので、JLPの価値はほぼ減らない。
逆にSOLが暴騰しても、トレーダーが儲けた分だけプールから資産が減るけど、JLPの価値は変わらない。
つまり:JLPは価格の上下に関係なく、手数料や金利だけ確実に稼げる「超安全な状態」。
例:SOLが100円から50円に暴落。トレーダーが損してプールに50円返す→JLPは損しない。SOLが200円に暴騰しても、トレーダーが儲けてプールからお金持っていくけど、JLPの価値は変わらない。
パターン②:SOL/BTC/ETHが100%、USDC/USDTも100%
状況:トレーダーの半数がロング(SOL、BTC、ETHを借りる)、半数がショート(USDC、USDTを借りる)。
JLPにとってどうなる?
ロングとショートのトレーダーが同じ数いるので、価格が動くと「ロングの利益」と「ショートの損失」が相殺される。
例えば、SOLが暴落すると、ロングトレーダーの損失でプールが儲かるけど、ショートトレーダーの利益でプールが損する。結果、SOLの価格下落分をJLPがそのまま受ける。
つまり:JLPは市場の動きに影響され、SOLが下がるとJLPの価値も下がる。
例:SOLが100円から50円に暴落。ロングトレーダーの損失でプールは50円儲かるけど、ショートトレーダーの利益で50円減る。結局、プールはSOLの価値下落(50円分)をそのまま受ける。
パターン③:SOL/BTC/ETHが0%、USDC/USDTが100%
状況:トレーダーが全員ショート(USDC、USDTを借りて価格下落に賭ける)。SOL、BTC、ETHは誰も借りていない。
JLPにとってどうなる?
プールはSOL、BTC、ETHを全部持っていて、トレーダーがUSDC/USDTを借りている。これは、JLPが「暗号資産をロングしている状態」に近い。
SOLが暴落すると、ショートトレーダーが儲けてプールからお金を持っていくので、JLPの価値が大きく減る。
逆にSOLが暴騰すると、ショートトレーダーが損してプールに資産を返すので、JLPの価値が増える。
つまり:JLPは市場の動きに強く影響され、SOL暴落で大損、暴騰で大儲けの「リスクが高い状態」。
例:SOLが100円から50円に暴落。ショートトレーダーが50円儲けてプールから持っていく→JLPの価値が50円分減る。SOLが200円に暴騰すると、ショートトレーダーが100円損してプールに返す→JLPの価値が100円増える。
なぜ「SOL利用率100%」がJLPにとって良いの?
Discordで「SOLの利用率が100%だとJLPが安全」と言われているのは、パターン①の状態だからです。このとき:
JLPプールはSOLを全部貸し出しているので、SOLの価格が上がっても下がってもJLPの価値はほぼ変わらない。
トレーダーの損失や手数料がプールに戻り、JLPトークンの価値がじわじわ増える(手数料や金利がもらえる)。
つまり、**市場の乱高下に強い「安定した稼ぎ方」**ができる!
逆に、USDC/USDTの利用率が100%(パターン③)だと、JLPは暗号資産をロングしているのと同じで、暴落時に大損するリスクが高まります。
Weight(割合)との関係は?
JLPプールには、SOL、BTC、ETH、USDC、USDTの「目標割合(Target Weightage)」が設定されています。例えば、SOLが50%、USDCが25%みたいな感じです。でも、トレーダーが借りる資産によって「実際の割合(Current Weightage)」がズレることがあります。
ズレを調整する仕組み:プールは、目標割合に近づけるように手数料を調整します。たとえば、SOLが少なくなったら、SOLを預ける人には手数料を安くして、引き出す人には高くします。これでバランスを保とうとします。
Discordで「猫チーム(Jupiter運営)がSOLの割合を上げたい」と言っているのは、SOLの利用率や割合を高くして、JLPをパターン①(安全な状態)に近づけたいからかもしれません。
リスクと注意点
JLPは手数料で稼げる魅力的な仕組みですが、リスクもあります:
スマートコントラクトのリスク:Jupiterのシステムにバグや脆弱性があると、資産が失われる可能性がある(運営は監査で対策してるけど100%安全じゃない)。
市場のリスク:パターン③みたいな状況だと、SOLやBTCが暴落するとJLPの価値が大きく減る。
機会損失:JLPに資産を預けると、直接SOLやBTCを持っていた場合の爆上げチャンスを逃すかもしれない。
触ったことがない人向けに、超シンプルにまとめてみたよ!
JLPは、Jupiterの取引所でトレーダーが使うお金を貸す「プール」のチケット。プールに資産を預けると、JLPトークンがもらえて、手数料で稼げるよ。
利用率は、プールのお金がどれだけ借りられているか。SOLが100%借りられてると、JLPは価格の上下に強い「安全モード」になる。
安全モードの例:SOLが暴落しても、トレーダーが損した分がプールに戻るから、JLPの価値は減らない。逆にUSDC/USDTが100%だと、暴落でJLPが大損するリスクが!
ポイント:JLPは手数料でコツコツ稼げるけど、市場の動きやシステムの安全性に気をつけてね!
その他:Discordの会話で気になったポイント
「SOL利用率100%にならないように」:運営がプールのSOL割合や利用率を調整しようとしてるけど、完全にコントロールするのは難しいみたい。SOL利用率が100%にならないと、パターン②や③のリスクが増える。
「枠の解放」:JLPプールのサイズ(TVL)が上限に達すると、新しいJLPの発行が止まる。これを「解放」して増やすと、SOLの割合が減ってリスクが高まる可能性がある。
「プレミアム」:利用率100%だとJLPの市場価格が「仮想価格(プールの資産価値÷JLPの総数)」より高くなることがあり、売るとお得な場合も!
deg鯖からヒント貰いました
luca5642