The Mergeはイーサリアムブロックチェーンの歴史上で最大のアップグレードの名称
各ブロックチェーンにはアップグレードのタイミングがあり、パソコンなどと同じで現状の問題点などを新しいバージョンにして改善していく
今回のMergeで大きく変更されるのはPoW(プルーフオブワーク)から**PoS(プルーフオブステーク)**に移行される
Mergeで改善されるのはイーサリアムチェーンの安全性の向上と電力などのエネルギーの消費を抑える事
ブロックチェーンでは一個一個の取引をブロックチェーン上に記録していかなければなりません。
例えばAさんがBさんに1ETHを送った場合、AさんがBさんに1ETHを送った事実をブロックチェーン上に記録します。
その記録は絶対に他の人に改ざんされてはいけません。そのためその記録を残すのに人間では不可能な難しい計算をたくさんの人が高性能PCを使って計算し、答えを出しブロックチェーンに記録していきます。その答えを1番最初に出した人は報酬としてETHがもらえます。これをマイニングと言います。
PoWは誰でも高機能パソコンがあればマイニングに参加できるので世界中のたくさんの人たちがマイニングをしていました。
PoSはPoWとは違ってマイニングができる人が限られるようになります。どうすればマイニングに参加できるようになるのか?
マイニングに参加するにはETHをステーキング(保有しているトークンをロックする事)している人だけがマイニングをすることができるようになります。
32ETHを保有していれば誰でもマイニングに参加することができますが、より多くのETHをステーキングしている人の方が更に多くのマイニングができるようになります。PoW同様、マイニングに成功すると報酬がもらえます。逆に記録を改ざんしようとしたり、悪いことをするとステーキングしているETHを没収されてしまいます。
上記のアップデートが行われることにより、マイニングする人が限られてくるので高機能パソコンを使うエネルギー消費を99%近く削減することが出来ます。PoSにすることによりETHをステーキングしなければいけなく、記録を改ざんしようとするとETHと取られてしまうので安全性が上がると考えられています。そもそもPoSでチェーンの記録を書き換えるには膨大な量のETHをステーキングする必要があり、不可能に近いと言われています。
今回のアップグレードは2022年9月15日に行われる。しかし今までPoWで高機能パソコンにお金を投資してマイニングをしていた人たちは、32ETH以上をステーキングできなければこの日を境にマイニングができなくなってしまう。それに不満を持った既存のマイナーたちが一部存在していて、その一部のマイナーが今までのPoWのイーサリアムをそのままマイニングし続け、新しいPoSのイーサリアムチェーンとは別にハードフォーク(分岐)してそのままチェーンとして残そうとしている。それにより今まで通りマイニングはできるようになるが、ETHを報酬としてもらえるわけではなく、ハードフォークしたチェーンの通貨を報酬でもらうような仕組みに変わる。ハードフォークしたチェーンの名前は定かではないが、PoWのチェーンでのトークンはETHPoWと予想されている。
しかし、報酬としてもらえる ETHPoWに価値がつかなければマイニングをする意味がない。基本的にはETHPoWにはほとんど価値がつかない言われているが、それに関してはMergeが完了してみなければわからない。
今回アップデートされるPoSチェーンは2020年にローンチされていて、ビーコンチェーン(テスト中のチェーン)として既に稼働しています。
そのビーコンチェーンと現在のPoWチェーン、2つのチェーンが9月15日に合流し、そこからはPoSチェーンに切り替わっていくようなイメージになります。


