モーニングページ、第19日目。
ここ最近、雨の日が続いている。
屋内にいる場合のみ、という条件付きではあるが、個人的に雨の日が好きだ。
特にカフェなんかで窓辺の席に座り、雨を肴にして飲むコーヒーは格別である。
雨音を聴くと心が落ち着く。
心なしか作業も捗る気がする。
なんだかセンチメンタルな気分になり、過去の思い出が色々と呼び起こされる。
嬉しいことも、悲しいことも。
別に意識した訳ではないが、なんだか今日は、詩的な文章になってしまった。
これも雨の効用かもしれない。
ショパンの「雨だれ(Chopin Prelude Op.28-15 "Raindrop")」を聴いている。
前奏部分はまさに雨の日にぴったりだなと。
また別の人が演奏する雨だれが始まった。
こちらの方が少しテンポが早い。
表現力...か。
今の時代は楽譜さえ渡せば機械でも演奏できるが、表現を加えることはできない。
プロ歌手とカラオケ好きとの違いみたいなものだ。
カラオケはカラオケであって、“上手い”だとか“似てる”と言われることはあっても、“好き”あるいは“嫌い”と言われることはない。
優秀な人ほど超絶技巧や技術でねじ伏せようとしがちだが、それよりも、「自分はその曲を通じて何を伝えたいのか」を納得のいくまで考えるべきだと思う。
一度、上手・下手、あるいは正確・不正確、という評価軸から離れてみるべきである。
楽譜に書かれていることが全てではない。
楽譜に指示が無くとも、感情が昂る部分では、自ずとフォルティッシモになるだろう。
軽快にしたければ、アレグロにするだけでなく、トリルを混ぜても良いかもしれない。
その辺りが表現力であり、人間にしか出せない魅力であると思う。
また話が逸れてしまった。
また雨の日には、窓辺の席で熱々のコーヒーでも飲みながら、ゆっくり小説を読みたいと思いつつ…。
ということで今日はこの辺で筆を置くことにする。

