一枚絵NFTのマーケティング

[目次]
1.需要(人数)>> 供給(リストされる新規作品数) 2.Twitterでフォロワー数を1,000人以上にする 3.リスト前の宣伝に5~7日かける 4.リスト価格を早く上げすぎない 5.値下げ(ETH建)は要注意 6.販売の仕方を常に工夫する

コレクターとして日本のNFTイラスト界隈を黎明期から見てきた感想レベルの内容ですが、個人系一枚絵クリエイタさん向けの販売戦術の「基本形」と思っている内容を記載しておきます。自分用のメモでもありますが、これから個人で一枚絵メインのNFTクリエイターを始める方の参考になれば幸いです。 以下、すごく長文です。すみません。

注)記載の数値は私の感覚的なものです。統計とか取った数値ではありません。 注)私はNFTクリエイターではありません。購入側視点で、こう言うクリエイターさん達って成功している人多いなぁって感じていたことを感想ベースで記載しただけです。ご承知ください。

[自己紹介] 私はNFTイラストのコレクターで、主に個人クリエイターさんの一枚絵と言われ作品を収集しています。 まだまだ弱小コレクターですが、売買しながら、大体手元に常時200枚くらい保有しています。 収集したコレクションはこことかここを是非観てみてください♪

[まえがき] この記事を書いた理由ですが、2023年3月現在、OpenSeaに対するBlurの出現と、AIイラストの凄い進化、その他複数の事象が重なったことで、この春ぐらいから市場が別物に移行する可能性を感じたからです。
今後一枚絵クリエイタさんの多くは、自分のアシスタント替わりや作品作りのツールとしてAIを駆使していく事になるでしょう。 ちゃんと絵を描けるクリエイターさんがAIをツールとして使えば、絵を描けないAI術師さんの作品には絶対負けないと思います。 (なお、基本的にAIが創った作品は多少レタッチしたくらいでは著作権のない、無料で使えるフリー作品なようです。今後も著作権を産み出せるクリエイターさんの作品だからこそ唯一無二の価値があると信じてます)

ただ市場に出回る作品数は恐らく極端に増えるので、需要と供給の関係から大変な状態になりかねないと思い、一旦ここまでの内容を自分のためにも記録しておこうと思いました。2023年4月以降も通じる戦術かどうかすごく気になります。

なお大前提ですが、個人系NFTクリエイターさんの仕事は、創作した作品をコレクターの元に嫁がせるまでです。マーケットに並べておいても勝手には売れていきません!宣伝大事!

1. 需要(人数)>> 供給(リストされる新規作品数)

個人NFTクリエイターとして継続してやっていけるかどうかは、この関係のコントロールをどれだけ上手にできるかに尽きると感じています!

リストしたら2日以内(できれば即日中)に完売する状態を作って維持しましょう。もし沢山イラストを作成してしまった場合、すぐにNFT化(Mint)しない方が良いでしょう。 売り切る分だけを少しずつNFT化して、リストまでに十分宣伝できるようにしましょう。 新しくリストする作品数よりも多くのお客さんが集まらないようだと、きっと早々に行き詰まります。

一度のリスト数は1~2枚くらいが目安で、できるだけ1枚ずつ行うのが良い感じ!? クリック戦争が始まり出すまでは、コレクションを支えてくれる初期ホルダーさんを確保しながらコレクションをしっかり育てていきましょう。 (狙う客層にもよりますが、現時点では、デビュー時はETHチェーン&OpenSea上でコレクションを作成。まずは2~3枚創って、1枚をGiveaway、残りを1枚0.01〜0.025ETHくらいでリストするのが良いと思います。ちゃんと完売できたら、リスト毎に少しずつ値上げして、0.03〜0.05ETHの段階でホルダー数20人越えくらいまでは様子を見た方が良いように思います。0.05ETH以上はオークションしながらの手探りでの値上げが良いかも。早い方はホルダー数10人越えくらいからオークションを始めて成功している方もいました。個人的には0.03、0.05、0.08、0.1ETHがハードルになっているように感じてます。これらのちょっと下の値段なら売れ易いかも)

あとNFTは非代替性(Non-Fungible)であることが基本です。 そのため1作品複数枚ミントはNFTではかなりチャレンジングな販売戦術になると思います。複数枚ミントにするとNon-Fungibleの大前提を満足しなくなるのと、売り切るのが難しくなるので、特にファンの数が少ないうちはお勧めしません。

現在だと複数枚ミントで価格を下げて販売する方法は、ファンサービスとして何かのイベント日に合わせてマニフォールドで出すのが良い感じです。

2.Twitterでフォロワー数を1,000人以上にする

2023年3月時点では、NFTイラストを購入するお客さんはほぼTwitterにしか集まっていないと思います。 (クリエイターさんの宣伝効率、コレクターの探索効率の点から両者がTwitterに集まっている状態)

フォロワーさんが1,000人いるとして、1週間前くらいから一生懸命作品を宣伝して、ようやく100~200❤️くらい貰えて10RTぐらい付いて、リストしたらやっと3人前後の方が買いに来てくれるかも!?な感じでしょうか。 フォロワーさんの内容にもよりますが、なんとか継続的な販売&コレクション運営ができ始めるギリギリの数字が1,000人な感じに見えてます。 なので、まずはフォロワー数1,000人をできるだけ早く超えましょう。Giveawayや、有名クリエイタさーんのFAイベントやコンテストなどに参加して、早めにフォロワーさんを確保しましょう。 (インプレッション数に対して、❤️は1/20〜1/10くらい、❤️の1/10くらいのRT数になりそうです。体感ではRT数の1/10〜1/3くらいの購入希望者が販売時間に集まる印象です。)

あとNFTイラストを買う人は、恐らくクリエイターさん自身の性格や考え方、価値観とかも気になる人が多いと思いますので、NFT垢を別にせずに普段のツイートも見てもらった方が良いでしょう。それだけでも十分な宣伝です! コレクターさんは出来るだけ早い段階で「この作品好きっ」から「この人の作品が好きっ」てなりたいはず!? 少なくとも私は、作品から「そのクリエイターさんらしさ」を感じとれたら、それだけで嬉しくなります♪そんな作品を購入できた日はテンション爆上げになって、もっと好きになります♪

3.リスト前の宣伝に5~7日かける

どんなに素敵な作品ができても、刺さる人の目に止まらないと買って貰えません。 今のマーケットプレイスは好みの一枚絵作品を探すことが難しい環境のため、コレクターの多くはTwitterで探しています。Twiiterでの宣伝に力をかなり注ぐ必要があるでしょう。

宣伝には1週間くらい掛けましょう。(個人的には5日程度がちょうど良い感じがしてます。週頭の宣伝開始で週末に販売みたいな?) 宣伝方法の主なものは以下の感じ。

  • 仲の良いクリエイターさん達と宣伝しあう

  • Wipで線画の段階から進捗をアップする

  • NFT宣伝のツイートやサービスへの投下

クリエイターさん同士での宣伝しあうのが、おそらく一番効率的です。まずは自分好みの作品を創ってるクリエイターさんを何人か見つけて新作発表のたびに毎回宣伝・拡散をして応援すると良いと思います。
コレクターさんは、推しクリエイターさんを自分と同じように宣伝・拡散してくれている人のプロフィールは結構見にいっていると思います。プロフィールや固ツイにコレクションやpixivへのリンクがあればコレクターさんの目に作品が止まる確率が上がるでしょう。 ちなみに応援するクリエイターさんですが、同期くらいの人で仲良くなれそうな人が見つかるとその後の活動の幅も広がる方が多いみたいです。成功されてる上の方のクリエイターさんばかりに偏らず、まずは自分好みの作品を創ってるクリエイターさんを応援するのが良いと思います。 (多分ですが、現在の一枚絵の購入者のメインはクリエイターさんで、あと一部の絵が本当に好きな暗号資産投資家だと感じてます。そもそもかなり絵の好きな人しか一枚絵は買いません。ほとんどの暗号資産投資家はNFTを投資(たぶん魔界コインの一種)として見ますので、流動性の出そうなジェネ物に寄っていきます。1枚絵はジェネとは違い流動性がほぼ出ないので彼らをマーケティング対象に含めない方が吉だと思います。同じようにPJジェネ物メインのNFT投資家も対象外にしてマーケティングした方が良いかもです。彼らは絵よりもユーティリティーやコミュニティーに価値を見出します。)

Wipも宣伝の1つです。特に色をつける前の線画のPR力は半端ないです(私だけ??)。 線画はいつでも投稿できるように準備しておきましょう。タイミングをみて、見てくれる人が多くなりそうな時を狙ったり、時間変えたりしながら、ちょこちょこ進捗をアップして見てください。

販売前日とかのタイムプラスも破壊力大きいです♪
「魔法か??魔法なのか??素敵すぎるやろ、これはっ!!」てなって、購入意欲がめっちゃ上がります♪ すごく試行錯誤したことが分かるような感じのもGoodです♪クリエイターさんのこだわりポイントや好みが何となく分かって、その作品の尊さが増し増しになります♪

4.リスト価格を早く上げすぎない

クリック戦争が安定して始まるようになったら、集客力が付いた証拠です。オークションにもチャレンジできるでしょう。

ただオークションで付いた価格はその時点での最高価格です。落札されたその方1名だけが出せた価格です。これを忘れないでください!この価格をベースにしちゃうと当然ですが買えるお客様が極端に減ります。
以降の固定リスト価格は、普段の固定リスト価格以上でかつ、落札価格の1/5~1/2にするのが良いと思います(Bidの速度が早かった価格帯が目安です)。

オークションはBidが入るかどうかの恐怖もあると思いますが、値付けに悩まなくて良いので、ある意味お手軽かも知れません。オークションで売れる方が収入も増えます。 ただフォロワー数が3,000人を超えるまでは「毎回オークション」は避けた方が良いように思います。時々は固定リスト価格の回を設けないと、手が届かなくなったファンは別の手が届くクリエイターさんのところへ移っていくでしょう(高嶺の花になると追いかけなくなります)。 または新しい低価格からスタートの別コレクションを立ち上げて並行運営するのも良いでしょう。

もし毎回オークションにするならばBid特典をつけたりして、手が届かなくなってしまったファンの方も参加できるようにして、一緒にオークションを楽しんで貰えるようにした方が良いと思います。

5.値下げ(ETH建)は要注意

リスト価格はコレクション全体の価値に関わる物です!!

そのコレクションのホルダーさんが生まれる前なら問題ないのですが、そうでなければ既存ホルダー様達に誠意を持ってちゃんと説明してからの実施にしましょう。 既存ホルダーさんは「それだけの価値がある」と思って高い時に購入されているので、「売れないから値下げ」には納得されないと思いますが誠意は大事です。これを怠ると二度と購入して貰えなくなるリスクがあると思ってください。せっかく見つけてくれたファンを失います。

恐らくですが、作品が売れないのは価格の問題ではなく、ほとんどの場合は宣伝不足!もしくは未販売の作品をコレクションに掲載しすぎだと思います。 これらの場合は価格を下げても多分ほとんど売れないです。。その作品が刺さる人の目にい止まるように宣伝活動を続けましょう。 ただし一次流通していない作品を掲載しすぎている場合は、正直新しいコレクションを立ち上げてやり直した方が楽だと思います。言い方悪いですが、販売ノウハウを持ってない方が多量の在庫を捌くのはかなりの無理ゲーと思います。 1次流通待ちは1~2枚程度に抑えましょう。 どれも当てはまらなければ、刺さる人の少なすぎる領域の作品すぎたのでしょう。無理やりに捌かずに一旦置いておいて、別コレクションを立ち上げましょう(反省と改善は必須)。

どうしても値下げしたい場合は、例えば何かの記念日に合わせた期間限定の特別セールにすると、既存ホルダーは受け入れ易いと思います。なんなら買い増しチャンスと見てくれると思います。
または特別な理由を付けてのホルダー向けGiveawayやフォロワーを増やす宣伝用Giveawayに使って見てください。どちらをする場合でも、Twitterで沢山ツイートやRTが発生するように工夫して実施してください。コレクターさんがお礼などで宣伝・拡散してくれると結構な効果があると思います。ホルダーになってて良かったて思って貰える方法も良いと思います。

なおETHの値下がりなどで生活のために、リスト価格を上げるのは私の知る範囲では、この2年間問題になってなっていませんでした。 推しクリエイター様の引退ほど悲しいものはないので、価格を上げることを申し訳ないと思わずに、ETH暴落につき値上げしますと言えば、受け入れられると思います。

6.販売の仕方を常に工夫する

オークション販売がメインになってきた段階で出す固定リスト作品は、お金があったとしても簡単には買えない状況を作るのが良さそうです。 この段階での固定リストは、ある意味ファンサービスです。普段オークションでは手が届かなくなった人も購入できる価格=オークションのスタート価格くらいに設定するのが良いでしょう。 特に、お金のあるファンも無いファンもオークションを一緒に楽しめる仕組みを作っていくと、安定してオークションがスタートするようになると思います。

  • クリック戦争

  • 購入権をかけたくじ引き(ホルダー限定とか未ホルダー限定とかもアリ)

  • Bid特典を○○枚以上持っていないと買えない

など。

以上、お付き合い有難うございました。お疲れ様です。