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退任にあたって

まずは20年間ありがとうございました。

思い起こせば時は2002年1月サッカー日韓ワールドカップが開催される中、フォトクリエイトは産声をあげました。

写真業を始めるというので最初に購入したものはEPSONのプリンターという。

まぁ良い言い方をすれば環境問題を考え銀塩からドライへシフトしていく今の潮流をすでに捉えていたのかもしれません。

会社を始めてしばらくした後に、「写真とは何か?」という問いを創業メンバー3人で議論しあい、「写真とは真実を写しているのか?」「写真の真は本来は心であり、心を写しているのか?」と青臭く語り合い『感動をカタチにしてすべての人へ』という理念を生み出し、理念主導型経営をしてまいりました。

昨今ではSaasに始まり、Maas、Raasといった【as a service時代】となり、そもそもGDPの7割を占めるサービス業のマネジメントが重要な時代となっているわけですが、サービスマネジメントといえば、学んでいると誰もが一度は通るスカンジナビア航空を再建したヤンカールソンが唱えた「真実の瞬間」です。

写真業界にとっての「真実の瞬間」とは何か?と日々考えているのですが、それはもしかしたらシャッターを押す瞬間かもしれない、と思う今日このごろ。人間には、昨日と違う今日を生きたいという根源的欲求があり、シャッターを押す瞬間にそれを感じることができるのでは?と。それにしても我ながら50間近のおっさんがランチでSNSに上げるでもなく食べ物を撮るという行為がそれにあたるんでしょうね(笑)

そんなことを思いながら、もうひとつ強く思うことは、写真産業というのは平和産業であるということ。ピアノを作ったり、音楽業界も一緒ですね。ウクライナの報道を日々見るたびに心を締め付けられることは皆さん一緒だと思いますが、平和産業の象徴としての写真産業にかかわる事業者として、株主資本主義経営ではなく、社会やお客様、メンバーにもきちんと目を向けたステークホルダー資本主義経営を引き続き目指して行って欲しいと切に願います。

さて、私はと申しますと、今回退任の機会をいただいて、人生100年時代の働き方に改めて向き合うとともに新しいことに挑戦していくことになるのですが、20年も同じことをしているとつくづく社会不適合者になったなぁ〜と思うわけでして。(こんなことを言うとメンバーからは白砂は最初から社会不適合者だよ、と言われそうですが。)

新たなる挑戦へ向けて遺伝子にスイッチを入れて、別のフィールドにて社会価値提供できるよう精進してまいりたいと思います。

皆様とはまたどこかで事業をご一緒する機会もあるかと思いますが、その際はよろしくお願いします。今までありがとうございました。