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Lumozノード返金の件

先日、LumozのZkVerifierNode(以下ノード)の返金ポリシーが発表されました。このノードを去年購入している人は、自分でノードを運用したり、運用が得意な人に預けたりして$ezMOZを稼ぐことができます。この$ezMOZを$MOZに交換することで利益を得ることができるのですが、ノードを購入しただけで全く運用できていなかった人やノードデリゲートなどのルールを誤って解釈して全く利益を得られなかった人もいます。そのような人を救済するために発表されたのがノードの返金ポリシーです。

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元々コミュニティメンバーがリスクヘッジするために発表されたポリシーなのですが、Kudasaiコミュニティでは炎上…。実際のところはどうなのでしょうか?

Lumozの公式ウェブサイトを通じてノードライセンスを購入した人であれば、ノードを運用していてもしていなくてもどんな状況でも返金申請をすることができます。

ただし、返金した方が良い人は以下の2通りの人です

  1. 全くノードを運用していなかった人

  2. ノード運用をしたが、小額しか稼げなかった人

逆に、ezMOZを大量に稼いだ人は返金申請をしない方が良いかもしれません。このような人はごく稀ですが、理由は以下の通りです。

  1. 今回、返金の申込みをした場合、購入金額の80%が返金されます。ノードを$200で購入した人は$160返金されます。

  2. ノード運用でezMOZを稼いだことがある場合、稼いだezMOZの50%に相当するUSDCを最初に運営に送金する仕様となっています。ezMOZのUSDC換算額は過去6ヶ月のMOZの平均価格に基づくため、約$0.0163となります。なので、ノード運用で20,000ezMOZ稼いだ人は、まずLumoz宛に$163送金しないといけません。

  3. ノード運用で稼いだezMOZ以外にも、Lumoz OG NFTなどのアセットやノード保有者宛に配られたMOZのエアドロップも返金対象になります。

参考に、返金申請のステップの日本語訳を載せます

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なぜ炎上したのか?

①ノードを自分で運用した人は返金申請をすることで赤字になる可能性がある

ノードを自分で運用し、エアドロップも大量に受け取った場合、ノードの返金で手に入るUSDCより、取得したリワードの払い戻しのためにLumozチームに送らないといけないUSDCの方が多くなることが理論上あり得ます。このような人は返金申請をすることで損失を被ってしまいます。

②先に獲得したリワードの返金が必要

例えば、ezMOZを10万枚稼いでいた場合、$815をLumozチームに送金しなくてはなりません。「そもそも送金した後に本当にノード購入金額を返金してくれるの?」という不安があがったのをきっかけに、この返金申請の仕組み自体がScamではないかという声になりました。

③ezMOZのUSDC換算が過去6ヶ月のMOZの平均価格

MOZトークン価格は最近急落しており、現在時価は0.002程度。一方過去6ヶ月のMOZ平均価格は0.016なので、割高価格での買い戻しのような扱いになってしまいます。

実態として、炎上の原因は勘違い?

実際にKudasaiで話題になった事例を扱います。

①滅多に返金申請で赤字にはならない

2.7MものezMOZを稼いだMOZクジラのTBFさんの場合、リファンドのために送金するUSDCは44k、ノード購入額は40kだったから返金してもらえるのは40*80%=32k。差し引き12k マイナス…と試算されていました。しかし、実際には、MOZの6ヶ月平均価格の50%で計算されるので、正しいUSDC総金額はこの半分の22kになります。なので、返金申請をすれば、このプロセスを介して10kプラスになるはずです。

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※電卓アプリの式を参考に50%を掛け忘れたと認識していますが、実は5.4M ezMOZを稼いでいて、すでに50%を掛けた値が2.7Mだった場合はマイナスになります。

とはいえ、ノードを運用してエコシステムに貢献した人ほど返金受領額が目減りしてしまうのは悔しいですよね。しかし、ノードを一回も使っていなかった人に対してだけ返金するという選択肢もあった中で、稼いだ人でも返金できるようにしている大盤振る舞いのポリシーなので、稼げた人ほど渋くなってしまうのは一定仕方ないのかもしれません。全ての人が納得できない中でできるだけ多くの人を救うためにたどり着いた妥協点がこの条件だったのかもしれません。

②返金は全うされる

Lumozチームに直接質問をしたところ、返金プロセスは最後まできちんと全うされるそうで、すでに最初のバッジの返金プロセスが進んでいるそうで、受け取り完了した人もいるとのこと。

なお、ezMOZの買い戻し金額に限っては、なんとも言い難いところです。トークン価格はリファンドプロセスの炎上を受けてかなり売り叩かれてしまったのもあり、想定以上に下がってしまったのでしょう。これに至っては、フォローも叩きもできないです。。。

返金プロセス

①まずはフォームを提出します。フォームはリファンド用サイトにNodeを買ったウォレットアドレスでアクセスすると表示されます結構長いフォームなのですが、頑張って埋めましょう。フォームを埋めるのに参考になる情報を書いておきます

・ノードセールのスケジュール:2024/6/17にWL向けプレセール・MOZの上場日:2024/12/13

②ノードをバーン

ノードを運用している人は対象のノードをアンデリゲートしておきましょう。これをリファンド用サイトでバーンします。

※フォームが受理されるまでこの画面に進めません

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③リワードの返還

ノード運用やそれに伴って受け取ったNFTの返還を行います。USDCベースでいくら返金したらいいのかが表示されるので、この金額が、ノードの購入額の80%よりも下回ることを確認してReturn rewardsを押しましょう。

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④返金の受け取りノード購入額の80%を受け取ります。48時間以内にリファンドされる、と書かれていますが、実際はもっと早く戻ってくることが多いです

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これらのプロセスはこのドキュメントにまとまっているので、公式の英語文章を見たい方はご参照ください。

色々と波乱のあった、Lumozノード運用ですが、Lumozチームはコア製品の開発に引き続き全力で取り組んでいるそうです。

  • AIエージェントのアーキテクチャと対話機能の強化

  • 分散型ZKコンピューティングネットワークのさらなる展開

  • MCP標準アプリケーションエコシステムの拡張と実装

市況の悪さと相まってMOZ価格はセルランの最中ですが、良いプロダクトを作って回復できすると良いですね…