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期待の新星 OrcaMind

Model Context Protocol(MCP)の文脈で、面白いプロジェクトOrcaMind.aiを発掘しました。Rootdataにも掲載されておらず、Discordもたった30名程度の超アーリー状態ですが、すでに動くプロダクトがあり、ホワイトリストの登録も最近始まったところです。この記事では、OrcaMindがどのようなプロジェクトかについて解説します。

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超重要なAI領域の流行語「MCP」のおさらい

REVOXを追いかけている人には馴染みのある単語かもしれませんが、MCPとは「AIがオンチェーンのデータを読み、スマートコントラクトを操作するための共通プロトコル」のことです。 簡単に言うと 「AIが、Web3のアプリやスマートコントラクトと“自動的に接続”できるためのルールブック」 です。

具体的には、AIが支持を受けた情報の「文脈」を正確に理解し、より賢く、より的確な判断をオンチェーン上で実行してくれるようになります。

例えば「手元にあるETHでプロジェクトAのNFTプレセールに参加して」というだけで、ブリッジやスワップや購入までのプロセスをAIエージェントが自動で行ってくれるようになります。Mediumの購入手順書や、Discordモデレーターの複雑な指示を理解しなくても、「このNFTが欲しい」という思いをそのままAIエージェントが汲み取って実行してくれるようになります。

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OrcaMindの概要

ChatGPTは情報収集や画像生成などにおいては優秀かもしれませんが、せいぜい相談相手にすぎず、会員登録やものの購入などの実行能力はありません。OrcaMindが提供するのはその一歩先の実行までをAIが完結する世界線です。当然、エンドユーザー向けに実行までできるAIチャットを提供していますが、同時に、開発者向けに独自のMCPサーバーをデプロイできる環境も提供しています。

差別化点

WebベースのMCPアーキテクチャ

OrcaMindアプリやプラグインのインストールが不要な「ブラウザを開けばすぐに使えるAI体験」を提供しています。→クライアントのダウンロードや複雑なプラグイン設定を必要とする従来型のMCPツールより使いやすいのが一番の優位性です。

実際に、BNBチェーンのMCPサーバーをワンクリックで設定した後に「0.001BNBをWBNBにスワップして」と指示したら、全く画面遷移や設定がなく、スワップが完了しました。これまで試したどのWeb3系のAIエージェントサービスよりも速かったです。

マルチチェーン対応

主要なブロックチェーン(Lumoz Chain、Ethereum、Arbitrum、BSCなど)をサポートしており、情報収集、DeFi、DEX機能等に特化したMCPサーバーが合計17個統合されています。かつ、これらをワンクリックで追加・削除できるので利用前の設定も簡単です。

今後はUniswap、Pump.fun、PancakeSwapなどの大手のDappsもサポートするらしく、流動性提供やトレードできるトークンペアの量なども爆発的に増えていくことでしょう。

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MCPトークン起動プラットフォームとしてのエコシステム構築

開発者はOrcaMind上で独自のMCPサーバーをデプロイ・登録し、トークン発行やサービス統合を行えます。事業者向けにMPCサーバーの提出フォームも公開されています

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScsmgdDr0oyS7P8s4a84yu72FRDjgJTvim0AKFBdo1GlKhFqA/viewform

クローズドベータ版の使い方とクエスト

OrcaMindは現在ホワイトリスト保有者のみのクローズドベータ版を公開しています。以下のリンクから招待コード(CIVE6)を入力すればホワイトリストを持っていない方でも使えるようになります。

https://orcamind.ai?inviteCode=CIVE6

すでにサイト内にクエストページが公開されており、Xフォローなどのソーシャルタスクだけでなく、MCPサーバーを介した送金によりポイントを貯めることができるようになっています。ポイントを貯めてアカウントレベルを上げておくと、特別な権利が付与されるとか…。エアドロップも含まれると思いますが、まだ詳細は明らかになっていません。
製品の完成度を見るにやっておくに越したことはないと考えています。

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ポイントを稼ぐためのMCPサーバーの使い方は非常に簡単です。ステップバイステップで解説します。

1. MCPサーバーの設定

AI Consoleを開くとチャットボックスの左下にAppsという項目があります。ここをクリックすると「+Add APPs」というボタンが出るのでここを押し、使いたいチェーンのMCPサーバーをONにすれば準備完了

「+Add APPs」をクリック
「+Add APPs」をクリック
使いたいMCPサーバーを選択
使いたいMCPサーバーを選択
「Install MCP」を押せば準備完了
「Install MCP」を押せば準備完了

2. オンチェーントランザクションの実行

あとはチャットボックスから指示をするだけです。「Arbチェーン上の0.0001ETHを「0x5783663beDc590CCD5b5bE910925C3b928a46fAEに送って」 などと指示するだけでOK。ウォレットの承認ボタンを押せばTxが完了します。これでデイリータスクはクリアになります。

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以上、OrcaMindの紹介でした。使用感の良いツールですが、今後の課題になると思うのはDappsの誘致と投機需要の誘導でしょう。この手のタスクを出しているPFはいくつかあるので、PRの文脈で差別化をうまくしていくこと、そして、提携先のチェーンや企業からインセンティブを受け取りながら他社トークンへの投機需要も自社のサービスに取り込みながらサービス展開していくのが良いと思います。

現在のタスクはただ、無意味なオンチェーントランザクションを量産するだけなので、特定のDappsのオンチェーンログインと統合されたりするとOrcaMindからのTxを介して他社のDappsのアクティビティも生めるのでエアドロハンターやDappsのヘビーユーザーとしては一石二鳥になります。

そもそも、オンチェーンアクティビティそのものに需要がない限り、OrcaMindのようなインターフェースは必要ないので、いかにして毎日使いたくなる他社製品と統合していくかが鍵になるでしょう。

いい製品を作っていると思うので、今後の動きにも期待しておきます!お読みいただきありがとうございました。

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公式X:

https://x.com/orcamindai

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公式サイト:

https://orcamind.ai/