ブロックチェーン技術を利用した次世代の分散型のWebのことです。
Web3という言葉を提唱したのはイーサリアムの共同創設者のGavin Woodさんです。
分散型とは?ブロックチェーン?難しい単語がたくさんあるかもしれません。
今回はインターネットの歴史から振り返りつつ、Web3.0について考えてみましょう。
インターネットは1990年ごろから始まり、この時のインターネットはWeb1.0と呼ばれています。
このWeb1.0は一方通行のインターネットと表現されることがよくあります。
今のWebページのようにユーザー同士の交流はほとんどできず、多くのユーザーがコンテンツを読むだけの消費者でした。
また、画像や動画コンテンツもあまり多くなく、テキストが中心の時代で情報を発信する人も限られており、ユーザーにとってできることが限られていました。
この時代からSNSが普及し始める2004ごろまでがWeb1.0の時代と呼ばれます。
Web2.0の時代ではGAFAといったプラットフォーマー企業によるSNSの登場により
ユーザーがコンテンツを読むだけでなく、発信することができるようになりました。
このWeb2.0は双方向のインターネットと表現されることがあります。
技術の発達により動画、画像といったコンテンツがやりとりできるようになったり、
通信技術の発達やスマートフォンの登場により快適にインターネットを利用できるようになりました。
しかし、便利にインターネットを利用できるようになった分、
私たちは個人情報を対価として企業に提供しなくてはいけなくなりました。
SNSの利用の際に私たちは企業に自らの個人情報を提供しています。
例えば、Youtubeで閲覧したくなるような関連動画が続けて登場したり、インターネットでサッカーのことを検索した際にスポーツブランドやサプリメントの広告が目につくところに表示されるのは偶然ではありません。
私たちの個人情報が蓄積、消費行動が分析され、広告収入として利用されるようになりました。
このように、GAFAといった大手IT企業は莫大な利益を生み出しつつ、富・権力が集中するようになりました。
Web2.0時代の覇者となったプラットフォーマー企業たちに対するアンチテーゼとして誕生したのがWeb3.0の概念です。
ブロックチェーン技術を利用して、コンピュータ同士が企業のサーバーを利用せず、直接やりとりすることが可能になったり、ユーザーのデータもブロックチェーン上にオープンな形で保存され、情報の透明性が向上しました。
ユーザーが作成したコンテンツや資産もブロックチェーン技術により、個人に所有権があるため、その所有権をプラットフォームに依存することなく売買や取引も可能になりました。
このように、特定の仲介者や管理者が存在せず、個人のデータが保護されるため、
Web3.0は分散型インターネットと表現されます。
インターネットの進化によって台頭してきたWeb3.0の特徴を整理してみましょう。
これまでのWeb2.0の時代ではプラットフォーム企業は個人のデータを利用することにより、利益を得るというビジネスモデルでした。
しかし、Web3.0の時代になると、そのデータ、資産の所有権は個人に移行されます。
これにより、企業や一部の組織に依存しなくてはいけない体制から解放され、独占や寡占が起きにくくなり、個人の力、権力が大きくなっていきます。
また、これまでの企業や組織のように管理者や強い権力をもつトップダウン型の組織を中央集権といい、管理者を必要としない組織を非中央集権と言います。
Web3.0の世界ではこの非中央集権型の組織の例としてDAOといったものがあります。
ユーザー同士が対等でここにやり取りを行うことが可能です。
ブロックチェーンを利用したWeb3.0の世界ではデータのやり取りが企業や政府に秘密裏にやりとりされるということはなく、誰もが閲覧することが可能になります。
また、このブロックチェーンは暗号化技術によりデータの改ざんが限りなく不可能で、不正アクセスや個人情報の流出といったリスクが少なくなりました。
このように、ブロックチェーンによりデータそのものの信頼性、透明性が上がり、セキュリティが向上しました。
