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Web3に対する雑感(2022年1月版)

松浦シゲキ( @shigekixs )です。このテキストは急激にバズワード化してきた”Web3”に対する2022年1月にまとめた自分なりの雑感です。こういうのは他人から見たときに違和感がたとえあったとしても、あくまで個人としてこう考えているという軸を持っておくことが大事という考えを元に記しています。ですので、正解でもなんでもないです。お含み置きください。雑に書いてますからねという念押し。

あと、Web3の話、クリプトの文脈から語られることが多いですが、自分も学んでないわけではないですが、あえてその方面からの視点を完全抜きにして書いてます。

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自分がインターネットそのものが好きな理由に「民主化」があります。辞書的に言えば民意が反映されることですが、この場合、誰でも自由にという感じ。それでいうと、

  • Web1は接続(Connection)を民主化

  • Web2は創造(Creation)を民主化

  • Web3は契約(Contract)を民主化

だと考えてて。

Web1は文字通り、誰もがインターネットに接続することができて、そこには自由の海が広がっていた。あっという間に地球の裏側に行けた。そして、Web2では誰もがコンテンツやコミュニケーションを自由の海に解き放つことができた。そして今、Web3は誰もが誰とも契約できるようになろうとしている。

いやちょっとまてよ、契約なんてすでにできるじゃないか? そうなんですけど、手段の確立の話なんです。Web1的な接続自体は、別に衛星回線使えばインターネット以前からもできましたけど、そもそもインターネットという手段の登場が大きかった。Web2的な創造だって、Web1登場当時からやろうと思えばできた。でも、爆発的に広がったのはブログなりなんなりの創造ツールの手段が確立されたからであって。契約だって、すでにソーシャルネットワークのアカウントを作るときに全員漏れなくしています。もっと言えば生まれた瞬間、国籍という契約しているとも言える。ただ、それがブロックチェーンという手段によって、ある意味自由に便利に契約できるし担保される。この手段の確立が”Web3”という大きな変化の源になると自分は考えてます。

(蛇足ですが、その手段で言えばWeb1はhttp、Web2はAjaxかな)

さて、契約が民主化されてなんかいいことあるの? 作り手(創造主)にとってみれば受け手(ユーザ)と直接契約によって繋がることができ、価値付けもその受け手の評価そのままにダイレクトに反映されます。受け手の保持なり利用の価値が延々と作り手に入ってきます。これすでに出来ている業態があってそれが音楽業界。いまあるJASRACがブロックチェーンの技術でフルオートになり、どこの業界でも利用できるようになるイメージ。強い作り手はWeb2の世界観でその強いプレゼンスを失ってしまっていたんですが、Web3の世界では逆に最も恩恵を受けることになります。もちろん、Web2の世界観で生まれた多種多様な作り手にも恩恵はもちろん入ってきます。

では、多くの消費者たる受け手にとってみてはどうか? 契約後、その契約の価値が上がれば、結果としてその便益は受け手も受けられることになります。表現がいいかどうかですが、今までの青田買い、デビュー当時からこのアーティスト知ってたんですよというのはある意味自己満足でしかなかったんですが、もしそれが契約という形で残るのであれば、それが証明されるわけ売ることもできるわけですし、場合によってはそのアーティストの方向性にも影響を与えることができるかもしれない。もちろん契約によりけりですが。

そして、作り手も受け手も極端な話、今もそうなんですが、もっと文字通りの意味で地球全体が商売になる。真の意味で距離を超える、言うなれば、国をも超えるメタバースが存在すればそこでやりとりもなにもかもが完結するようになります。そこをFacebookとしては取りたいと自分は推察しています。

ただ、現実世界とのゲートウェイは絶対必要になる。その時のアカウント(ウォレット)がどこになるのか。個人的には次の焦点はそこかなあと思ってます。最終的にウォレットはGoogleに収斂しそうで(現時点で自分はMetaMaskを使ってますが)、ブロックチェーンとしてはあれやこれや出てきてはいますが、そうは言ってもイーサリアムがベースになるんでしょうね。