仮想通貨に利用される重要な技術として、デジタル署名がある。デジタル署名によって受取人はトランザクションが送金者によって作成されたことを検証できるようになり、他人がなりすまして送金することを防ぐことができる。ここではRSA暗号を使ったデジタル署名の例を説明する。 まず、送金者は秘密鍵と公開鍵を生成する。2つの素数p=7, q=5をランダムに選ぶ。(p-1) * (q-1) = 24 の約数ではない任意の自然数 e=5 を選ぶ。ed % ((p-1)*(q-1)) = 1 を満たす任意の自然数 d=5 を選ぶ。e=5 と n = 7 * 5 = 35 を公開鍵として公開する。d=5, p=7, q=5 は秘密鍵として秘密にする。次に、送金者はトランザクションのハッシュ値を秘密鍵を使って署名する。暗号化したいハッシュ値を17とする。秘密鍵 d=5 と 公開鍵 n=35 を使って、17^5 % 35 = 12を暗号化したハッシュ値とする。暗号化したハッシュ値を署名としてトランザクションに付け加える。最後に、受取人はトランザクションとその署名を受け取り、検証する。復号化したい署名を12とす...