
2025年に入り、仮想通貨を取り巻くセキュリティ環境が大きく変化しています。特に話題となったのが、Bybitで発生した1Bドル規模のハッキング事件。幸いユーザー資産は保護されましたが、「取引所に資産を預けるリスク」を改めて意識させる出来事でした。
どんなに大手でも、取引所に資産を預ける=自分の鍵(秘密鍵)を他人に預けること。つまり、取引所の安全性がそのまま自分の資産の安全性になるという構造的なリスクを抱えています。
さらに2025年には、Bybitが日本人ユーザーの新規登録を停止。規制強化の流れの中で、「今後、海外取引所が使えなくなるかもしれない」という懸念も広がっています。
ハッキングリスクや規制リスクが高まる今、海外取引所以外の資産保管方法を真剣に考える必要があります。
国外取引所以外での保管方法は大きく分けて2つ
メリット: 使いやすい、日本の法規制下で運営
デメリット: 取扱銘柄が限定的、取引所のハッキングリスク(Goxという動詞ができるほどw)
ホットウォレット=Metamask、Rabby など
メリット: 自由に銘柄を管理、DeFiでの利用がしやすい
デメリット: 自己責任、セキュリティ管理が必要
しかしパソコンやスマホに秘密鍵が保存されているため、端末がウイルス感染・ハッキングされれば、資産は一瞬で盗まれる可能性があります。
フィッシングサイトでサインをした(サイン一個だけでそのトークンが全部飛ぶことになる)
マルウェアに感染したことによって、シードがばれ、ウォレットの中身を抜き取られた
偽のウォレット拡張機能をインストールしてしまった
一度盗まれたら、取り返しがつきません。
大切な資産を守るためにはインターネットから完全に切り離された金庫が必要です。
それが「ハードウェアウォレット」です。
ハードウェアウォレットは、秘密鍵をオフラインで管理できる物理デバイスです。例えるなら、「仮想通貨を守る金庫の鍵を、ネットから完全に隔離して保管する」ようなもの。ハッキングリスクを大幅に下げることができ、特に中長期保有者やDeFiユーザーにとっては重要なセキュリティ対策です。
コールドウォレット(=HWW)インターネットから完全に切り離されている(例Trezor, Legder, Onekey, Safepalなど)
秘密鍵が外部に漏れる心配が低い
物理的な盗難・紛失には注意が必要
これに対して、Rabby、Metamask のようなホットウォレットは
常にインターネットに接続されている
すぐに送金・取引ができて便利
ハッキング・マルウェアのリスクあり

ハートウォレットではクリプトを置くことしかできない?Defi 触れない?とよく聞かれますが、全然違います、Rabby、Metamask にパブリックキーを導入すれば、ホットウォレットの何十倍の安全性で普通のRabby のように利用が可能。シンプルに毎回サインをする際に、ハードウォレット本体が必要になるだけ。もちろんPendle、AAVE、Uniswap などのDefi も全部利用可能。

Solana、Suiなどの非EVM チェーンの対応は圧倒的にLedgerが多く、他のウォレットならそのままウォレットにインポートができない場合が多い。Onekeyとかとなれば、管理用の独自アプリをインストールして→アプリ内のブラウザーでしか接続できない場合もあります。(例えばPhantom はLedgerのみ対応で、私の場合ならLedger disguiseをオンにしてもOnekey などは接続不可)

Ledgerは一番広く使われており、別社のHWWがLedgerと見なされ、接続しやすいように開発したものですが、新興系のDapps、ウォレットエクステンションなら接続不良になる場合が多い。
ウォレットはシードから派生するもので、そのシードから何個もウォレットを作ることができるし、同じシードでEVM+Solana+BTCなどのチェーンを全部対応(もちろんアドレスはそれぞれ異なりますが、全部HWWのアプリの中で管理できる)

大体のところは3回入力ミスをすると、ウォレット自体がリセットされます。単純パスワードでも、入力してる姿見られない限り、シードがバレる可能性が低い。紛失しても、シード自体を記録していれば、それぞれのチェーンを対応したウォレットやHWWで復元することが可能。HWWは1つの媒体であり、その中のシードがクリプトを保管しているイメージ。
Ledgerだけ特別に賛否両論があるが、サブスクでシードをなくしても復元できるサービスを提供しています。
中国に本部があり、Trezor、Ledgerは英語対応だけなのに対して、これは中国語対応もあることで中国語界隈では特に使われているし、最近は英語、日本語界隈にも一定の人気があるブランドです
日本語対応あり
Type C
Defi フレンドリー
Rabby 対応(そのままインポートして、普通のRabby としても利用可能)
Phantom非対応(Solana 系はOnekey のオフィシャルアプリでしか触れない)
彼らはメインに2つのプロダクトがあり、高い方はスマホのようなタッチスクリーン付きのものとボタンだけのもの。私は両方を利用していますが、ボタンだけのものは操作しづらく、あまり動かさないものを入れることを推奨します。
頻繁的にDefi 利用をする場合はタッチスクリーン付きのものを推奨します。(タッチスクリーン付きならOnekeyよりもLedgerの方がもっと安い)

Onekey のアプリはこちらのようになっており、ブラウザーの箇所でお好きなDefi プロジェクトのURLをコピペして、自由に触ることが可能。(Dappsと接続する際はOnekeyを選択)

メインに3つのプロダクトがあり、私は一番右の安いもののみあります。左の2つはいずれもタッチスクリーンで、スクリーンの大きさ、Bluetooth対応しているかどうかなどで差別化されています。

対応先はLedgerに次ぐぐらいと思いますが、非EVM、BTC、Defiの対応は少し遅れていると思います。なお、ボタン式のものでは非常に安く入手できること。なお、Solanaなどの非EVM チェーンの対応は良くないので、よくEVM 以外のDefi も触って、ただ貯蔵するだけではない人ならば、LedgerやOnekey の方がもっと互換性は良さそうと個人的に感じています。

圧倒的な互換性を誇る最も広く使われているHWWです。なお、昨年の新サービスのリカバリーシステムが批判を呼んでいます。このシステムは要するに、シードを忘れても本人証明をできれば、自分のウォレットを復元できるサブスクサービスで私は利用していませんが、批判する人からすると、バックドアを残してるからセキュ的にどうなの?という声があります。
(これを実現するために暗号化されたシードを3分割して外部サーバーに送信するという構造になっており、「それってハードウェアウォレットの“自己保管”という理念と矛盾してない?」と批判が去年特に多かった)

プロダクトは色々ありますが、基本タッチスクリーンあるかどうかで分けられ、Blueetooth 正直いちいち時間がかかってしまうので、私はほぼ気にしてなくTypeCで接続してサインをしています。
右の3つのタッチスクリーン付きのものは大差がなく、一番安いGen5のものを利用しています。(容量に差がありますが、インポートして利用できるのでさほど気になりません)
もし高いと感じる場合なら、Ledger Nano S Plusを選ぶといいと思いますが、これの操作は結構不便です。(ボタン、画面が小さい)

よく資金を動かす必要あるかどうか?
→あるならタッチスクリーン
予算を抑えたい?
→便利性をギブしてボタン式
Blueetooth やその他のサービスが必要?
→Ledgerの方がより充実
圧倒的なウォレット、Dapps統合
タッチスクリーンなしで最安は8千円+運賃(20ドル分のBTCキャッシュバックあり)
タッチスクリーンは超おすすめで、業界内最安の3万円
古いLedger(Type C以前のやつ)なら、Ledger Upgradeの特別リンクでアクセスをして、古いものをパソコンに接続してVerify (認証)すれば、20% Offで購入可能。Gen5 のタッチスクリーン付きが26,000円運賃込みで購入可能に
ウォレットクリプト支払い不可、Paypal、銀行、Crypto.comのみ
配送が早い
本社はフランスにあります
値引きリファコード
NO3SXI
個人的なお気に入りで、Defi 使う人なら割と便利なHWW
タッチ式だと超薄くて軽い、持ち運び便利
割引後価格が75ドル程度(ボタン式)、タッチスクリーンありだと300ドル以上になり、予算が必要
クリプト支払いおkで楽々
安い配送プランだと届くのに10日ぐらいかかりました。
本社は中国・香港にあります
値引きリファコード
4K9X4V
Ledger、Onekeyよりは劣るDefi 統合性
値段はすごく良心的で割引後は70ドル(ボタン式)
タッチスクリーン付きでも割引後は152ドル
オープンソース/透明性が高い 、Ledgerのリカバリー怖いなと思ってる方がこっちを選んでるイメージ
本社はチェコにあります
3社の最安タッチスクリーンモデル・ボタン式モデルを比較。円レートは150で換算しています。日本までの送料を含み、値引き後の値段になります。住んでる地域で送料に個人差が出る可能性あり。
タッチスクリーン付き
Ledger | Onekey | Trezor | |
円換算値段 | ¥32,875 | ¥41,185 | ¥25,065 |
プロダクト名 | Ledger Nano™️ Gen5 | OneKey Pro | Trezor Safe 5 |
値引きコード | NO3SXI | 4K9X4V |
ボタン式
Ledgerは現在期間限定値引きありの値段になっています(すべての値段は日本までの運賃込みで書いております)
Ledger | Onekey | Trezor | |
円換算値段 | ¥10,675 | ¥12,757 | ¥12,900 |
プロダクト名 | Ledger Nano S Plus | OneKey Classic 1S Pure | Trezor Safe 3 |
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Kazuma
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