
ValantisはHyperEVMのLSTであるstHYPE を買収し、stHYPEのLSTエコシステム+流動性の統合をしようとするところで、Kinetiqの直接競争者のように私は捉えています。

従来のAMMや単純なLST設計とは異なり、Valantisは資産固有の特性やエコシステムの構造そのものに合わせて流動性を埋め込む(Embedded Liquidity)こと+HIP 3に沿って必要なDEXにHYPE提供をしており、最初のカスタマーはHyenaになります。
これらのことを通してValantisのstHYPEはより効率的で拡張性の高い取引、ステーキング、利回り獲得を可能にします。
ユーザーにとっては他の伝統的なLSTと比べて
より速いアンステーク
より高い実質利回り
より高い、統合された流動性
純粋なLSTと比べると一層高いリスク
を可能にして+ポイントプログラムをやることで実質KinetiqのTGE後でヴァンパイア・アタックをしています。

Valantisは2024年から稼働しており、チームはメインにNethermindから構成されており
当時では7.5Mの調達をしたValantisは、「モジュール型DEXインフラ」を開発するプロジェクトとして始まり、HyperEVM へ軸足を移す前は、AMM・オーダーブック・流動性管理など、に注力をしました。
今はほぼ完全に HyperEVM へ移行しており、かつての EVM チェーンでの AMM 改善プロジェクトとしての面影はあまり残っていませんが、両者には共通するものも多く、HyperLiquid チームが将来的に HyperEVM の発展に力を注ぐと判断したことも、その方向転換の背景にあるのだと思います。(現時点はある意味自由放任でHyperEVMを接していると個人的に感じます)

上記のリンクがリファで、YesにしてもNo thanksにしても自分のポイントに影響はありません、この記事良かったと思う方ぜひYesにしてください〜

エアドロは基本全ての行為に対してポイントが付与されます、付与のルールは不明なので、この段落ではできることを軽く一通り紹介します。
Stakeというところでご自身のHyperCore(要はHyperliquid内のスポット)あるいはHyperEVMにおいてのHYPEをステーキングすることができます。HYPEの取得がわからない方はこちらのHyperEVMの記事をぜひ(HyperEVM・HyperCoreの違い、取得方法など広くかいてあります)

これはValantisの独自AMM vaultであり、単なる流動性提供の上に更にFelix、Hyperlendなどにおいても資産を預けており、更に多くのリスクを取って、更に多いイールドを取ることができます。詳細のアロケーションはExploreボタンで開くとみることができます。
このVaultにはHYPEだけを入れることが可能。

特別な紹介は必要ないと思います。色々リスクを負って管理するのがめんどい方ならこちらのPendle LPなどもおすすめです。(NFA、仮想通貨は最大全損のリスクあり)
Unstake FeeがValantisの視点から見ると、アビトラをする人の阻害になるので、ペッグ担保のため、Feeは今もゼロで、これからも基本ゼロでやっていくと思います。なお、8〜10日ぐらいのUnstaking 期間があります。
数千ドルぐらいならそのままスワップで一瞬で出すことも可能。

https://app.valantis.xyz/vaults?af=ahn-m378-y2t
ツイートにある通り、Valantisはポイントを6ヶ月のみやる予定で、合計は10M/週でポイントを配布します。つまり最大ポイントサプライは325M になりますが、これより早く終ると更に少なくなる可能性もあります。
彼らはPendle などのDefi 統合に結構力をおいており、ポイントの配布はHyperEVMエコシステムのほかのPJ と同じで、毎週定額+ルール不明確で最初にポイントのルールを掴めた人がエッジある形式。
基本Defi で彼らのLSTである stHYPEを利用することや彼らの独創AMMにHYPEをデポすることでポイントをゲットすることが可能。
昔からでもstHYPEについて私は知ってましたが、メインにその時においてKinetiqと比べて流動性もユーザーベースも薄く、特に特徴もなかったので、持ったこともなく、紹介も全くしませんでした。
買収後のstHYPEと買収前の大きな違いは、買収後にHyperliquidの CoreWriter 機能が搭載されたことで、Valantis版のstHYPEは単なる HYPE の年間約2%のステーキングイールドに加えて、HIP-3マーケットなど複数のイールド源にもプラグインできる点です。
つまり、利用できるイールドソースが増えることで、通常のLSTよりも総合利回りが高くなりやすい仕組みになっています。

ユーザーのHYPEを預け、HyperEVMのブロック生成用に利用され、ベース利回りは2%程度
市場の流動性を利用せずに普通にUnstakingをするなら7日間のUnbound期間があります。(超特殊状況でTVL、流動性も枯渇をしたならば、最大90日の待ち時間がありますが、通常は7日〜8日程度と思ってください。)
一部の資産は生ステーキングではなく、HIP-3の特別ステーキングアカウントに割り当てられます(詳しく次の段落で紹介)
特別ステーキングアカウントは独自のスラッシングリスクがあり、kHYPEのような単純LSTよりは少しリスクもイールドも高くなります。
ミント&引き出しは現時点手数料なし。

HIP-3は、Hyperliquid上で誰でも独自のPerp DEXを展開できるようにする仕組みであり、その中核には「500〜1M HYPE をステークすることで DEX を運営する資格を得る」という設計があります。ステークされた HYPE は、DEX の安全性・経済的責任を担保し、HYPEの提供側はそのかわりに手数料収益やステーキング報酬などを獲得します。
Kinetiq、Valantisはこれを大きなビジネスの一環としており、Valantisの直接コラボ相手はあのEthenaが最近ゴリ押しをしているHyEna であります。
具体的なコラボ事項としては700kのユーザーから預かったHYPEをHyena側に提供し、そのかわりにそれらのHYPEに対してブーストされたイールドをゲットします。
仮にValantisがこれ以上のHYPE供給をしないとするならば、Hyenaは別のところから必要のHYPEを確保する必要があり、確保できなければ、最悪の事態になり、Valantisのステーカーに対しては最大90日のUnstake期間がかかる可能性があります。
ValantisのAMMは、一般的なAMMのように「ただプール内でトークンを交換する」設計ではありません。理由はシンプルで、LST(stHYPE)の本質は最終的にHYPEに戻せる資産にも関わらず、普通のAMMだと、LST売却のスワップ需要が多く入った時にLSTを安く売ってしまい、LPがじわじわ損をします。
Valantisはこれを避けるため、LSTは無理に売らず、必要なら実際にアンステークしてHYPEに戻すという前提で設計されています。

さらに、プール内で余っているHYPEは、レンディング市場に貸し出して利回りを取りに行きます。これにより 取引手数料+レンディング利回り を同時に得られるため、結果としてAPYが高くなります。
もちろんその分リスクも増えます。具体的には、外部レンディングプロトコルが詰まる・債務回収不可のリスクや、アンステークに時間がかかる流動性リスクをLPが間接的に背負うことになります。
印象的には、ただの伝統LPよりも複合的なHYPE金庫に近しい。

引き出しの際は一定の手数料を支払って引き出しをするか、7日を待って無料引き出しの2通りがあります。

相対的に小規模なところからしては結構監査をしているほうで、有名な監査会社からも高い信頼度があるSCであるとも言われるほどになります。

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Kazuma
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