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Ceramic Network ってなんだ?! - Overview編

皆さんこんにちは〜みなもとこうきです。

僕は、C-Voxelというトランザクションに何かしらのコンテキストをくっつけて、DIDに紐づけておくプロトコルを開発しております!ご興味があれば是非Checkしてみてください〜!

https://testnet.cvoxel.xyz/


はい、ということで今回は「Ceramic Network」についてです🎉

何を隠そう、我々が開発しているC-VoxelもこのCeramic Network上に構築されています。なので、ちょっとはCeramicに詳しいということで、色々解説させていただきます!

ざっくり Ceramic Network

https://ceramic.network/

ざっくり言いますと、Ceramic Networkとは DIDに紐づいたミュータブルデータストア です。ミュータブルとは変更可能って意味ですね。(DIDってなんだっけ?!という方はこちらを参照ください↓)

https://mirror.xyz/0xb69CB3EFbaDB1b30f6d88020e1FA1FC84B8804d4/kpNJ3waDn3ivINkCQ84WVR8gKP5FYTmT1hsetI-EoEk

つまり、Ceramic Networkは Ethereum や Solana などのブロックチェーンそのものではなく、 データストアを提供しているプロトコル です💻。

本記事では、データストアを含む、Ceramic Network(以下 Ceramic)の重要な四つの性質を紹介したいと思います!

その1:DIDに紐づいたミュータブルデータストア

さて、Ceramicのもっともコアな性質は「DIDに紐づいたミュータブルデータストア」であることなのですが、それを説明するのには “そうではない” データストアについてみていく必要があります。

IPFSは保存と取得のみ
IPFSは保存と取得のみ

ミュータブル(変更可能)ではないデータストアの典型的な例はIPFSです。IPFSは一度保存したら、その内容は変更できません。取得できるだけです。

Ceramicでは保存・更新・取得
Ceramicでは保存・更新・取得

対して、Ceramicですが、実はCeramicも最終的にはIPFSに保存されます。しかし、IPFS単体とは違うところが データの更新ができる ところです。(この辺はちょっと複雑なので以下の記事の 「Mutable Data Storage」の章をご参照ください!)

https://mirror.xyz/kantaro.eth/v3z1YU1eNSCxwNfsynxRF_ef1RTBvQWFc9KCZaiWCsk

そして、もう一つのユニークな点がその保存されたデータが Wallet やコントラクトではなく、 DIDに紐づいている というところです。DIDに紐づいてると何がいいの?ってことは後で見ていきます!

その2:他人はデータを編集できない

次のCeramicの重要な性質は、特定のDIDに紐づいたデータは、そのDIDを持っている 本人しかデータを変更できない という点です。他人は自分のデータを編集できないってことですね。

サービスがユーザーのデータを編集したいときは、ユーザーに編集を承認しもらう必要があり、サービスが勝手に変更することはできないようになっています。

その3: 特定のチェーンに依存しない

先ほど、CeramicではデータをWalletではなく DIDに紐づけている と言いましたよね。これがつまりどういう効果をもたらすかということをお話しします。

Ceramicでは一つのDIDに対して、複数のウォレットを紐づけられるような仕様になっています。この仕組みによって、ブロックチェーンは使っているのだけど、 特定のチェーンに依存せずにデータを持っておくことが可能になる のです。

ここでよりイメージしやすくするために特定のチェーンに依存しやすい、「NFT」と比較してみます。

NFTはチェーン間の移動が難しい
NFTはチェーン間の移動が難しい

NFTの場合、ユーザーはチェーンごとにそのチェーンに対応した異なるウォレットを接続し、NFTを扱います。そしてそのNFTはそのチェーン内での交換や売買は簡単に行えますが、異なるチェーン同士のNFTのやりとりは困難です。このように、Walletに紐づいているデータというのは特定のチェーンに依存しやすいのです。

あらゆるチェーンに対応したデータを一箇所に持てる
あらゆるチェーンに対応したデータを一箇所に持てる

一方で、CeramicではDIDにデータを紐づけるという手法を取っています。そしてこのDIDには複数のWalletを紐づけることができるようになっています。この仕組みによって、あらゆるチェーン上のデータに対応しつつ、どのチェーンにも依存しないデータを生成することが可能になるのです。

Soul bound な性質がある!

ただここで一つ、注意すべきなのは、 Ceramic上に保存されたデータは譲渡することができない ということです。

え、それなんの意味があるの?って思うかもしれません。実際NFTは譲渡できるから価値が生まれたりいろんな使い方ができるようになっています。

しかし、 譲渡できない=その人自身を表す情報を表現できる ということにつながります。そうです。これが巷で話題の「Soul Bound Token (SBT)」や「Non Transferable Token (NTT)」と呼ばれるトークンに置き換えられるわけです。

つまり、年齢や名前、職歴、学歴、資格などの誰にも渡す必要のない、しかし個人に紐づいたデータを Ceramic では簡単に作れるのです。

その4:Data Composability

最後に紹介するのは、Ceramicが提唱する Data Composability についてです!

異なるDappが同じデータを扱える
異なるDappが同じデータを扱える

Ceramicには Data model という考え方があります。例えば、SNSでは名前、アイコン、自己紹介文といったどのSNSにでもある「データの形」があると思います。この データの形を色々なDappで共有することができる のです。これを Data Composability と言います。

つまりTwitterで自己紹介文を変更すると、Instagramの自己紹介文も自動的に変更されるみたいな仕組みが実現できるということなのです!

まとめ

少し長くなってしまいましたが、まとめると、、、

  1. Ceramic Network はDIDに紐づいたミュータブルデータストア

  2. 他人は自分のデータを編集できない!

  3. 特定のチェーンに依存しない!

  4. Data Composability が高い!!

ということです。

Ceramic はNFTのような性質は持ってないですし、トークンではないので金融的なやり取りもできません。ただの記憶媒体です。しかし、上記のようなユニークな性質を持っています。この性質をどう活かすかは我々自身に委ねられているので、Ceramicを使ってこれまでになかった新しいWeb3の形を築いていけたらいいですね!

また、もうちょっと深くまで知りたい!という方は以下の記事もご参照ください。

https://mirror.xyz/kantaro.eth/v3z1YU1eNSCxwNfsynxRF_ef1RTBvQWFc9KCZaiWCsk

といったところで、今回は以上となります!読んでいただきありがとうございます!


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