An Undergraduate Student B3, Keio University SFC.
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こんにちは。個人的に一ヶ月一ポストを努力目標としていましたが、7月はあまりにも多忙な日々を送ってしまいブロックチェーン技術やWeb3の本質(を追い求める思考)と向き合えなかったため執筆ができませんでした。
本質を追い求める思考と向き合うことについて少し前フリが長くなりますが、反省を踏まえて本質を追い求める思考とはなにかに対する僕自身の考察を残しておきたいと思います。
僕が大切にしたい考え方として「多忙は怠惰の隠れみのである」という伝えがあります(今年のはじめにこの記事を引用して大切にすると誓ったつもりが7月はできなかった事実はここだけの話です)。
https://www.1101.com/darling_column/archive/1214.html
そもそもどういうことをしていて多忙かにもよるとは思いますが、大体の場合、多忙というのは現実的な問題、つまり目の前の問題や課題にしか向き合えておらず(もしくは向き合える余裕がなく)、広い視野を持ち、知性の根源であるWhy「なぜ」やSo what「だから」などの思考を大切にできていない場合が多いのではないかと僕は思います。特に大学生の「多忙」というのは、生活(自分自身の時間という資源をどのようにアサインするか)を見直すターニングポイントにするべきではないかと個人的に思います。言い換えると**「多忙」というのはライフワークにおけるバイタルサイン**です。大学生の場合、授業はもちろん、バイト、サークルなどにおいては知的生産がタスク化(知そのものや知の体系方法が固定化)しやすく、また得られる刺激はその環境に適応するたびにlogarithmic(対数関数)のように減少します。その上では思考が環境に適応する(偏向)の原因ともなり、刺激をインプットとして得られる気づきの量、質も低下します。つまり知の性質をベクトルで例えると、知の方向性が固定化するほか、その大きさすらも経時的に小さくなるということです。しかし、残したいメッセージはバイトやサークルをしないというナビゲーションではありません。そういう環境に自らを置いていることを自覚し、だからこそできる知覚の補完はなにかということを意識しながら時間を管理する、生活することがとりわけ大事なのではないかと思うこの頃です。
今、読んでいる「エネルギーをめぐる旅」という本の文中でとても印象に残っている一部を引用します。それは、ヒトは同じ体重の哺乳類に比べて脳の大きさは5倍だが、胃腸の長さは1/2であるというということ、そしてさらに脳の重さは全体重の2.5%にも関わらず、脳は基礎代謝(体内て生み出すエネルギー)の20%を要求しているという科学的な文節です。つまり、ヒトは哺乳類の中でも脳へのエネルギー消費を高めてきた生命体です。言い換えるならば、脳に十分なエネルギーを供給すること引き換えに胃腸を小さくすることで消化器官でのエネルギー消費を抑えている生き物であることが相対的にわかります。人間は脳によって知的な生産活動を続けてきたことヒトが主権を握り、地球上でここまでの文明が発展しました。その知的生産のモチベーションには知性の喜びがあるからであると僕は思っており、その喜びというのは、この本の内容をお借りするとヒトに与えられた使命である脳内でエネルギーを消費することです。そんなことを思いながら本を拝読していたときに本質な問いを生み出す、考える時間にもっと時間を注げたらなと思い、僕のドメインであるブロックチェーンについて今一度考えようと思いました。
前フリが長くなりましたが、何かと話題なEthereumのマージについてこのごろ思うことをポジショントークを残したいなと思います。
今更ですが、Ethereumのマージが始まりつつあります。(Ethereum2.0という名前は様々な事情から廃止されたそうです) おとといにはTestnetのひとつであるGoeliがPoSにマージしました。Ethereum Node ProviderなどはPoSの移行を後押しすべくPoSを採用しないテストネットなどはサポート対象外とすることでユーザ(開発者、Metamaskのユーザ)をPoSに移行するモチベーションを作り出しているようです。
様々なところで物議を醸すこの移行ですが、個人的には移行に伴いPoWが悪のように思われている印象を受けるのはとても残念です。たしかにスケーラビリティやエネルギー効率(効率と行っても何を対象としてみるかによって変わりそうですが、、)には様々に指摘されている通り問題があるかと思います。ただ、僕にとってPoWというコンセプトは誰にでも開かれた意思決定機構として分散システムにとってはイノベーション的発想だと思います。(誰でも参加できる=通信レイテンシーを考慮しながら、ステートフルな分散システムを対改ざん性能を踏まえたトランザクション合意に基づき運用できるのは夢の世界だと思います)。
しかしながら、もちろんPoWの現状を見れば、上記の問題以外にもカスケード産業拡大に伴い、意思決定が偏る傾向があることも事実ですが、この問題に関してはPoSで改善されると僕自身は思いません。 ですが、実際のところ僕自身、イーサリアムのPoSへの移行は賛成します。イーサリアムのコンセプト(分散アプリケーションプラットフォーム)を踏まえると、UXに問題は山積みです。ブロックチェーン技術の普及という視点で考えると、トランザクションのコスト(処理時間や手数料)はモダンなUXの知見と相反しています。Web3へのエクスペリエンスや知見がない人にでも価値を提供することを考えると、そのギャップは計り知れないでしょう(商品を購入するなどケースを想定した場合、そのタスクの応答時間がいわゆるWeb2と比べて40-80倍に膨らむわけです。Amazonは応答時間が1秒以上になると顧客の満足度が16%下がるとレビューしています)。
以前までは貴重な情報に対してはある程度のコストをかけてもいいのかなと個人的には思っていましたが、予想以上にWeb3の運動論を筆頭に、この技術への期待が高まっていることを踏まえると致し方ない選択なのかなとは思います。すごくあたりまえなことをいうとコストの削減と分権のレベル向上(参加へのコストや障壁、参加者の分布)はトレードオフな関係だと思います。だからこそ、0,100(間違い、正しい)の偏った議論ではなく、ブロックチェーンのコンセプトや性格に合わせて、どちらに重きを置くかということに意識が行けばいいなと思います。今回の場合は、コンセプトとしてUXに重点を置いた移行であることを踏まえると、PoWに対する論点、そして評価軸がコンテクストに沿っているかなどの、さらなる問いかけに意識が行ってほしいです。だからこそこれを契機に一概にPoWが悪であるなど、コンテクスト不十分な議論はよろしくないと思います。と思うこの頃です。
p.s. PoSへの移行以外にも、トランザクションの合意のコストを最適化する技術(主にはシェーディング)も導入される予定なので、動向が楽しみです。
https://ethereum.org/ja/upgrades/
https://www.alchemy.com/the-merge
moz.
こんにちは。個人的に一ヶ月一ポストを努力目標としていましたが、7月はあまりにも多忙な日々を送ってしまいブロックチェーン技術やWeb3の本質(を追い求める思考)と向き合えなかったため執筆ができませんでした。
本質を追い求める思考と向き合うことについて少し前フリが長くなりますが、反省を踏まえて本質を追い求める思考とはなにかに対する僕自身の考察を残しておきたいと思います。
僕が大切にしたい考え方として「多忙は怠惰の隠れみのである」という伝えがあります(今年のはじめにこの記事を引用して大切にすると誓ったつもりが7月はできなかった事実はここだけの話です)。
https://www.1101.com/darling_column/archive/1214.html
そもそもどういうことをしていて多忙かにもよるとは思いますが、大体の場合、多忙というのは現実的な問題、つまり目の前の問題や課題にしか向き合えておらず(もしくは向き合える余裕がなく)、広い視野を持ち、知性の根源であるWhy「なぜ」やSo what「だから」などの思考を大切にできていない場合が多いのではないかと僕は思います。特に大学生の「多忙」というのは、生活(自分自身の時間という資源をどのようにアサインするか)を見直すターニングポイントにするべきではないかと個人的に思います。言い換えると**「多忙」というのはライフワークにおけるバイタルサイン**です。大学生の場合、授業はもちろん、バイト、サークルなどにおいては知的生産がタスク化(知そのものや知の体系方法が固定化)しやすく、また得られる刺激はその環境に適応するたびにlogarithmic(対数関数)のように減少します。その上では思考が環境に適応する(偏向)の原因ともなり、刺激をインプットとして得られる気づきの量、質も低下します。つまり知の性質をベクトルで例えると、知の方向性が固定化するほか、その大きさすらも経時的に小さくなるということです。しかし、残したいメッセージはバイトやサークルをしないというナビゲーションではありません。そういう環境に自らを置いていることを自覚し、だからこそできる知覚の補完はなにかということを意識しながら時間を管理する、生活することがとりわけ大事なのではないかと思うこの頃です。
今、読んでいる「エネルギーをめぐる旅」という本の文中でとても印象に残っている一部を引用します。それは、ヒトは同じ体重の哺乳類に比べて脳の大きさは5倍だが、胃腸の長さは1/2であるというということ、そしてさらに脳の重さは全体重の2.5%にも関わらず、脳は基礎代謝(体内て生み出すエネルギー)の20%を要求しているという科学的な文節です。つまり、ヒトは哺乳類の中でも脳へのエネルギー消費を高めてきた生命体です。言い換えるならば、脳に十分なエネルギーを供給すること引き換えに胃腸を小さくすることで消化器官でのエネルギー消費を抑えている生き物であることが相対的にわかります。人間は脳によって知的な生産活動を続けてきたことヒトが主権を握り、地球上でここまでの文明が発展しました。その知的生産のモチベーションには知性の喜びがあるからであると僕は思っており、その喜びというのは、この本の内容をお借りするとヒトに与えられた使命である脳内でエネルギーを消費することです。そんなことを思いながら本を拝読していたときに本質な問いを生み出す、考える時間にもっと時間を注げたらなと思い、僕のドメインであるブロックチェーンについて今一度考えようと思いました。
前フリが長くなりましたが、何かと話題なEthereumのマージについてこのごろ思うことをポジショントークを残したいなと思います。
今更ですが、Ethereumのマージが始まりつつあります。(Ethereum2.0という名前は様々な事情から廃止されたそうです) おとといにはTestnetのひとつであるGoeliがPoSにマージしました。Ethereum Node ProviderなどはPoSの移行を後押しすべくPoSを採用しないテストネットなどはサポート対象外とすることでユーザ(開発者、Metamaskのユーザ)をPoSに移行するモチベーションを作り出しているようです。
様々なところで物議を醸すこの移行ですが、個人的には移行に伴いPoWが悪のように思われている印象を受けるのはとても残念です。たしかにスケーラビリティやエネルギー効率(効率と行っても何を対象としてみるかによって変わりそうですが、、)には様々に指摘されている通り問題があるかと思います。ただ、僕にとってPoWというコンセプトは誰にでも開かれた意思決定機構として分散システムにとってはイノベーション的発想だと思います。(誰でも参加できる=通信レイテンシーを考慮しながら、ステートフルな分散システムを対改ざん性能を踏まえたトランザクション合意に基づき運用できるのは夢の世界だと思います)。
しかしながら、もちろんPoWの現状を見れば、上記の問題以外にもカスケード産業拡大に伴い、意思決定が偏る傾向があることも事実ですが、この問題に関してはPoSで改善されると僕自身は思いません。 ですが、実際のところ僕自身、イーサリアムのPoSへの移行は賛成します。イーサリアムのコンセプト(分散アプリケーションプラットフォーム)を踏まえると、UXに問題は山積みです。ブロックチェーン技術の普及という視点で考えると、トランザクションのコスト(処理時間や手数料)はモダンなUXの知見と相反しています。Web3へのエクスペリエンスや知見がない人にでも価値を提供することを考えると、そのギャップは計り知れないでしょう(商品を購入するなどケースを想定した場合、そのタスクの応答時間がいわゆるWeb2と比べて40-80倍に膨らむわけです。Amazonは応答時間が1秒以上になると顧客の満足度が16%下がるとレビューしています)。
以前までは貴重な情報に対してはある程度のコストをかけてもいいのかなと個人的には思っていましたが、予想以上にWeb3の運動論を筆頭に、この技術への期待が高まっていることを踏まえると致し方ない選択なのかなとは思います。すごくあたりまえなことをいうとコストの削減と分権のレベル向上(参加へのコストや障壁、参加者の分布)はトレードオフな関係だと思います。だからこそ、0,100(間違い、正しい)の偏った議論ではなく、ブロックチェーンのコンセプトや性格に合わせて、どちらに重きを置くかということに意識が行けばいいなと思います。今回の場合は、コンセプトとしてUXに重点を置いた移行であることを踏まえると、PoWに対する論点、そして評価軸がコンテクストに沿っているかなどの、さらなる問いかけに意識が行ってほしいです。だからこそこれを契機に一概にPoWが悪であるなど、コンテクスト不十分な議論はよろしくないと思います。と思うこの頃です。
p.s. PoSへの移行以外にも、トランザクションの合意のコストを最適化する技術(主にはシェーディング)も導入される予定なので、動向が楽しみです。
https://ethereum.org/ja/upgrades/
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