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あけましておめでとうございます。
Fracton VenturesのCo-FounderのYudaiです。この投稿を公開できることを大変嬉しく思っています。今日は多くのCEX/DEXで取引が始まって耳にすることが増えるであろうBIO Protocolとは何なのかを日本語で解説しようと思います。私自身はFracton VenturesというCrypto Incubatorの共同創業者でしかないので、以下で紹介するジャンル(科学・医学等)研究の専門家ではありませんので、一部専門的な記述に誤りがある場合がありますがどうぞご了承ください。
まずBIO Protocolについて理解をする為に必要なものとしてDeSciがあげられます。DeSciとはDecentralized Science(分散型科学)という言葉の略語であり、一見すると何を意味しているかよくわからないでしょう。
DeSciを簡単に言うなら、既存または新規の科学領域の研究者に対して資金提供を行うこと。同時にそれをオンチェーン上で分散的な意思決定を介して実施するものです。一回クリプトユーザーの視点を忘れて現実社会で起きている研究者にまつわる環境を考えていきましょう。
研究領域に際しては、例えば以下のような問題が散見されると思います。
研究室の資金集めに苦労をしている
研究室から出たIPの製品化、売却、活用などに関して専門的なネットワークが不足している
研究そのものは実にユニークであるのに、世界レベルで評価をされていない
こうした問題の解消の為、あたらしい方法で研究者/研究室/研究団体に資金を提供する方法を模索して立ち上がったのがBIO Protocolです。元々BIO Protocolの立ち上げ前にBIO ProtocolのコアチームはMolecule(モレキュール)という研究成果であるIPをNFT化するIP-NFTと、そのガバナンストークンであるIPT(TはTokenのT)を開発していたチームで、最初にこのMoleculeを立ち上げて一定の成功を見据えれられたことがBIO Protocolの誕生に繋がっています。
参考:Molocule Catalyst - IPNFTに対してクラウドファンディングを行うプラットフォーム。IPNFT化はMoloculeチームが法的に可能なスキームを構築し行っている。
https://catalyst.molecule.xyz/
また同時にBIO ProtocolのコアチームはVitaDAO(ビータ・ダオ)を立ち上げています。VitaDAOはBIO Protocolで目指していく戦略のパイロットケースとも思えるもので、「人類の長寿にのみ特化をして研究をしている研究者を支援する」ということを目指し立ち上げられたDAOです。このVitaDAOへは既存の製薬会社などいわゆるクリプト系ではない投資家も多数関心を見せました。2023年1月に実施されたVitaDAOの調達ラウンドでは大手製薬会社であるPfizer(ファイザー)の投資部門であるPfizer Venturesが投資を行ったことで少し話題になりました。彼らの狙いはVitaDAO配下で生まれるIP-NFTなどの研究成果の製品化やそもそものIP-NFTの買収にあると思われます。

BIO Protocolを一言でいうなら、DeSciに特化したオールインワンのIncubator DAOです。オールインワンの意味も以下を見てもらったら理解できるかと思います。BIO Protocolは配下に育成したDeSci DAOsを有し、その個別のDAOのさらなる配下に、IP-NFTやIPTを有します。このように下部の二段を包みこんでいるのがBIO Protocolになります。

京都の碁盤の目の町並みのように、BIO Protocolは被らないように慎重に配慮しつつ、新規DAOが定める研究ドメインを制定することを行っています。以下のDAOはそれぞれの配下で研究者や研究室に資金を提供し、前述のMoloculeと共同でその研究成果をトークン化(NFT化を含む)してパブリックチェーン上に流す役目を担っています。
つまりBIO Protocol配下のDeSci DAOのそれぞれのトレジャリーには、それぞれのDAOが資金提供した研究成果であるIPのNFT化されたもの(IP-NFT)を実質的な投資により保有していきます。
VitaDAO - 長寿の研究にフォーカス
AthenaDAO - 女性の健康/特有の病気への研究にフォーカス
PsyDAO - 倫理的誓約を持った上でのサイケデリックな薬/成分の研究
ValleyDAO - 合成生物学の研究にフォーカス
HairDAO - 髪の毛の研究にフォーカス
CryoDAO - 冷凍保存分野の研究にフォーカス
CerebramDAO - 脳神経学にフォーカス
自己発行トークン、$BIO
BIO ProtocolがIncubateした配下のDeSci DAOsのトークン
なおこの収集には2つの方法があります。
配下のDeSci DAOsからのToken Swapによる実質的Incubation Feeの徴収

配下のDeSci DAOsの個別のトークンホルダーからのOpt-in形式でのToken Swap機会の提供
Incubation - あたらしいDeSci DAOが担うべき領域を制定し、あたらしいDeSci DAOのFounderを見つけ、DAOを組成させます。
Launchpad - 上記でIncubateされたDAOに対してオークション形式(ダッチオークション)で一般投資家からの投資機会を提供するLaunchpadを提供しています。
Metagovernance - BIO Protocol配下で育成されたDAOのトークンを多数保持している為、$BIOホルダーは配下のDeSci系のDAOsに対してMetagovernanceを行えます。これは過去Index coopなどで見られたIndex系のトークンに見られる特徴ですが、BIO Protocolの場合DeSciの全体の利益という側面からガバナンスを実施していくものと推測されます。
私は違うと思います。Investment DAOはDAO形式で投資を行うことにミソがあります。別々の人たちの知恵やバックグラウンドを投資先の選定や投資後の支援に充てられるのがバリューです。しかしながらBIO Protocolは投資自体を直接的にはしません。あくまでBIO ProtocolのトークンとのToken Swapの機会を「配下のDeSci DAOsのトークンホルダー」に提供しているのみです。これはBIO Protocolの立ち位置が投資家よりもIncubatorやAcceleratorといった伴走者に近いことを想定していたことに起因するのではないでしょうか。

イメージが付くように一つ事例をあげてみます。AthenaDAOではGEROという団体と共にNisi Ovariaという研究に支援をしています。この研究では卵子の老化と関連する遺伝子を発見し、その遺伝子が更年期障害とも密接に繋がる可能性があることから、この遺伝子についてより詳細に研究をしている研究グループに対して資金提供、研究成果のNFT化の支援をしています。
ここまで読んでBIO Protocolが何であるかがざっくりわかったところで朗報です。実はBIO Protocolのチームはアジアマーケットに関心を寄せています。直近タイのバンコクで開催されたDevcon SEAにおいてもDeSci Hubという場所が設置されていました。場所では弊社のイベントであるDAO TOKYOでも協力をいただいたDeSciWorld(DeSci関連情報の一元集約化を実施予定)などが運営していました。

元々研究者が多い事情もありドイツが一つの中心地化していたDeSciにおいて、BIO Protocolがアジアに目を向けはじめたことは下記に記すDeSci Tokyoなどの活動で下地が築かれていたからだと思います。そんなBIO Protocolチームからは、今年2025年に日本に赴いてMeetupを行いたい旨話があり、現在いくつかの関係者と実現に向けて協力を進めています。実施の際はFracton Venturesとしても協力をするものと思いますので、ぜひお越しください。
日本ですと数年イベントを開催しているDeSci Tokyoがあり、ここがアクティブです。なお過去はコミュニティであるDeSci Japanが早期に設立されていました。
https://discord.com/invite/E9NgFuzee4
私自身はこのクリプト界隈で飛び交っている資金は一般論で考えるととても異常な量だと思っています。その不自然とも思える程度の過度なクリプトへの期待をしている資金の一部でも本当に実地で研究をしている研究者に流すことが出来、今までだと研究資金が集まらないような可能性がある分野だったところが簡単に資金を集められるとしたらそれはSciFi(Science Finance)として成功するのだと思います。DeSciにおいてDeは分散型のガバナンスを行う、また分散されたネットワーク上にIP-NFT/DAOを展開する程度の意義だと思います。
DeSciのコミュニティが一喜一憂せずどしっと構え、長期戦になるのを覚悟しつつクリプトの極端に早い時間軸ではない成功をつかめるように、本当に有望な研究者をDeSciに導き、資金を提供し、共にその研究成果の社会への実装を見届けるというのが社会有用性を示すシナリオになるのではないでしょうか。
ちなみに既にVitaDAOは研究成果の製品化に着手しており、バンコクでのDevconに合わせてタイのFDA認可の製品を作るところまで行っているというスピード感だったりもします。こうした商品が世に届くと泡銭でマネーゲームをやっているクリプトではない、ちゃんとした社会的有用性を示せると期待しています。
https://x.com/vita_dao/status/1856693751642783822
Disclaimer: この記事は一切の投資アドバイスではありません。筆者による個人的な見解になります。筆者はDeSciの長期的な未来を全面的に信じていますが、必ずしもそれは特定のトークンの価格を意味していませんのでご注意ください。また筆者は日本初のCrypto IncubatorであるFracton VenturesのCo-Founderであり、BIO Protocolが育成したDAOに関与し、一部関連トークンを保持しています。
あけましておめでとうございます。
Fracton VenturesのCo-FounderのYudaiです。この投稿を公開できることを大変嬉しく思っています。今日は多くのCEX/DEXで取引が始まって耳にすることが増えるであろうBIO Protocolとは何なのかを日本語で解説しようと思います。私自身はFracton VenturesというCrypto Incubatorの共同創業者でしかないので、以下で紹介するジャンル(科学・医学等)研究の専門家ではありませんので、一部専門的な記述に誤りがある場合がありますがどうぞご了承ください。
まずBIO Protocolについて理解をする為に必要なものとしてDeSciがあげられます。DeSciとはDecentralized Science(分散型科学)という言葉の略語であり、一見すると何を意味しているかよくわからないでしょう。
DeSciを簡単に言うなら、既存または新規の科学領域の研究者に対して資金提供を行うこと。同時にそれをオンチェーン上で分散的な意思決定を介して実施するものです。一回クリプトユーザーの視点を忘れて現実社会で起きている研究者にまつわる環境を考えていきましょう。
研究領域に際しては、例えば以下のような問題が散見されると思います。
研究室の資金集めに苦労をしている
研究室から出たIPの製品化、売却、活用などに関して専門的なネットワークが不足している
研究そのものは実にユニークであるのに、世界レベルで評価をされていない
こうした問題の解消の為、あたらしい方法で研究者/研究室/研究団体に資金を提供する方法を模索して立ち上がったのがBIO Protocolです。元々BIO Protocolの立ち上げ前にBIO ProtocolのコアチームはMolecule(モレキュール)という研究成果であるIPをNFT化するIP-NFTと、そのガバナンストークンであるIPT(TはTokenのT)を開発していたチームで、最初にこのMoleculeを立ち上げて一定の成功を見据えれられたことがBIO Protocolの誕生に繋がっています。
参考:Molocule Catalyst - IPNFTに対してクラウドファンディングを行うプラットフォーム。IPNFT化はMoloculeチームが法的に可能なスキームを構築し行っている。
https://catalyst.molecule.xyz/
また同時にBIO ProtocolのコアチームはVitaDAO(ビータ・ダオ)を立ち上げています。VitaDAOはBIO Protocolで目指していく戦略のパイロットケースとも思えるもので、「人類の長寿にのみ特化をして研究をしている研究者を支援する」ということを目指し立ち上げられたDAOです。このVitaDAOへは既存の製薬会社などいわゆるクリプト系ではない投資家も多数関心を見せました。2023年1月に実施されたVitaDAOの調達ラウンドでは大手製薬会社であるPfizer(ファイザー)の投資部門であるPfizer Venturesが投資を行ったことで少し話題になりました。彼らの狙いはVitaDAO配下で生まれるIP-NFTなどの研究成果の製品化やそもそものIP-NFTの買収にあると思われます。

BIO Protocolを一言でいうなら、DeSciに特化したオールインワンのIncubator DAOです。オールインワンの意味も以下を見てもらったら理解できるかと思います。BIO Protocolは配下に育成したDeSci DAOsを有し、その個別のDAOのさらなる配下に、IP-NFTやIPTを有します。このように下部の二段を包みこんでいるのがBIO Protocolになります。

京都の碁盤の目の町並みのように、BIO Protocolは被らないように慎重に配慮しつつ、新規DAOが定める研究ドメインを制定することを行っています。以下のDAOはそれぞれの配下で研究者や研究室に資金を提供し、前述のMoloculeと共同でその研究成果をトークン化(NFT化を含む)してパブリックチェーン上に流す役目を担っています。
つまりBIO Protocol配下のDeSci DAOのそれぞれのトレジャリーには、それぞれのDAOが資金提供した研究成果であるIPのNFT化されたもの(IP-NFT)を実質的な投資により保有していきます。
VitaDAO - 長寿の研究にフォーカス
AthenaDAO - 女性の健康/特有の病気への研究にフォーカス
PsyDAO - 倫理的誓約を持った上でのサイケデリックな薬/成分の研究
ValleyDAO - 合成生物学の研究にフォーカス
HairDAO - 髪の毛の研究にフォーカス
CryoDAO - 冷凍保存分野の研究にフォーカス
CerebramDAO - 脳神経学にフォーカス
自己発行トークン、$BIO
BIO ProtocolがIncubateした配下のDeSci DAOsのトークン
なおこの収集には2つの方法があります。
配下のDeSci DAOsからのToken Swapによる実質的Incubation Feeの徴収

配下のDeSci DAOsの個別のトークンホルダーからのOpt-in形式でのToken Swap機会の提供
Incubation - あたらしいDeSci DAOが担うべき領域を制定し、あたらしいDeSci DAOのFounderを見つけ、DAOを組成させます。
Launchpad - 上記でIncubateされたDAOに対してオークション形式(ダッチオークション)で一般投資家からの投資機会を提供するLaunchpadを提供しています。
Metagovernance - BIO Protocol配下で育成されたDAOのトークンを多数保持している為、$BIOホルダーは配下のDeSci系のDAOsに対してMetagovernanceを行えます。これは過去Index coopなどで見られたIndex系のトークンに見られる特徴ですが、BIO Protocolの場合DeSciの全体の利益という側面からガバナンスを実施していくものと推測されます。
私は違うと思います。Investment DAOはDAO形式で投資を行うことにミソがあります。別々の人たちの知恵やバックグラウンドを投資先の選定や投資後の支援に充てられるのがバリューです。しかしながらBIO Protocolは投資自体を直接的にはしません。あくまでBIO ProtocolのトークンとのToken Swapの機会を「配下のDeSci DAOsのトークンホルダー」に提供しているのみです。これはBIO Protocolの立ち位置が投資家よりもIncubatorやAcceleratorといった伴走者に近いことを想定していたことに起因するのではないでしょうか。

イメージが付くように一つ事例をあげてみます。AthenaDAOではGEROという団体と共にNisi Ovariaという研究に支援をしています。この研究では卵子の老化と関連する遺伝子を発見し、その遺伝子が更年期障害とも密接に繋がる可能性があることから、この遺伝子についてより詳細に研究をしている研究グループに対して資金提供、研究成果のNFT化の支援をしています。
ここまで読んでBIO Protocolが何であるかがざっくりわかったところで朗報です。実はBIO Protocolのチームはアジアマーケットに関心を寄せています。直近タイのバンコクで開催されたDevcon SEAにおいてもDeSci Hubという場所が設置されていました。場所では弊社のイベントであるDAO TOKYOでも協力をいただいたDeSciWorld(DeSci関連情報の一元集約化を実施予定)などが運営していました。

元々研究者が多い事情もありドイツが一つの中心地化していたDeSciにおいて、BIO Protocolがアジアに目を向けはじめたことは下記に記すDeSci Tokyoなどの活動で下地が築かれていたからだと思います。そんなBIO Protocolチームからは、今年2025年に日本に赴いてMeetupを行いたい旨話があり、現在いくつかの関係者と実現に向けて協力を進めています。実施の際はFracton Venturesとしても協力をするものと思いますので、ぜひお越しください。
日本ですと数年イベントを開催しているDeSci Tokyoがあり、ここがアクティブです。なお過去はコミュニティであるDeSci Japanが早期に設立されていました。
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私自身はこのクリプト界隈で飛び交っている資金は一般論で考えるととても異常な量だと思っています。その不自然とも思える程度の過度なクリプトへの期待をしている資金の一部でも本当に実地で研究をしている研究者に流すことが出来、今までだと研究資金が集まらないような可能性がある分野だったところが簡単に資金を集められるとしたらそれはSciFi(Science Finance)として成功するのだと思います。DeSciにおいてDeは分散型のガバナンスを行う、また分散されたネットワーク上にIP-NFT/DAOを展開する程度の意義だと思います。
DeSciのコミュニティが一喜一憂せずどしっと構え、長期戦になるのを覚悟しつつクリプトの極端に早い時間軸ではない成功をつかめるように、本当に有望な研究者をDeSciに導き、資金を提供し、共にその研究成果の社会への実装を見届けるというのが社会有用性を示すシナリオになるのではないでしょうか。
ちなみに既にVitaDAOは研究成果の製品化に着手しており、バンコクでのDevconに合わせてタイのFDA認可の製品を作るところまで行っているというスピード感だったりもします。こうした商品が世に届くと泡銭でマネーゲームをやっているクリプトではない、ちゃんとした社会的有用性を示せると期待しています。
https://x.com/vita_dao/status/1856693751642783822
Disclaimer: この記事は一切の投資アドバイスではありません。筆者による個人的な見解になります。筆者はDeSciの長期的な未来を全面的に信じていますが、必ずしもそれは特定のトークンの価格を意味していませんのでご注意ください。また筆者は日本初のCrypto IncubatorであるFracton VenturesのCo-Founderであり、BIO Protocolが育成したDAOに関与し、一部関連トークンを保持しています。
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