論文や研究データによる科学的データに基づいたキャリア支援を行う|幸せになるためのキャリア|2事業立ち上げ|国家資格キャリアコンサルタント| https://note.com/science0fcareer/ https://twitter.com/science0fcareer
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職場でもカフェでも、生き生き働いている人はいますし、そうでない人もいます。この差は何なのでしょうか。誰もが生き生き働きたいものですが、生き生き働いている人は何が違うのでしょうか。
ということで今回は、リクルートワークス研究所の辰巳哲子主任研究員による生き生き働くについての研究「主観的仕事ウェルビーイングの 規定因についての探索的検討(2021)」を紹介します。
生き生き働くとはどんな状態なのか
タスクよりも人間関係よりも、仕事の捉え方を変えることが最も効果的
与えられた環境によって「生き生き働く」が決まる人がいる
まず、生き生き働くとはどういうことか、ということが気になります。これを調べるため、1,600人に対して『生き生き働く』を表現するワードを5つあげてもらい、頻出度を分析しました。上位の結果は以下です。
やり甲斐:397
元気:330
健康:222
生き甲斐:222
楽しい:198
溌刺:181
充実:156
やる気:116
活力:107
笑顔:103
「やり甲斐」や「生き甲斐」など、仕事をする上での価値や意味のようなワードや、「元気」、「健康」などの心身の状態に関するワードを思い浮かべる方が多いようです。
とはいえ上記の合計は2,032。全回答数は単純計算で1,600人×5つ=8,000なので4分の1程度であり、様々なワードに散らばっているようです。
次に、自分自身が「生き生き働く状態」について、
という空欄に文字を補完してもらう形で回答を集め、性別年齢との関係を以下のように分析してみました。

この結果の見方ですが、黒文字の「生き生き働くイメージ」と赤文字の「性別年代」の関係性を示しています。近くにプロットされている項目は対応関係が強く、離れていると弱いということになります。例えば、左下の男性20代の『生き生き働く状態』は、「上がる」「取り組む」などのワードで表現される傾向にあり、右上の女性60代は「感謝」や「子供」「思える」などで表現される傾向にある、と読み取れます。
という感じで全体を見てみると、男性20代、女性20代、女性60代にはそれぞれ特徴がありますが、それ以外の性別年代は関係性が近く、ワードも混在しているようです。
この結果から、『生き生き働いている』という状態は、個々人により多様であるということがわかりました。例えば、「働ける」「目標」「成功」など、仕事そのものに焦点があたる方もいれば、「定時」「お金」「子供」など、プライベートの方もいます。『生き生き働く』状態は、個人がそれをどう捉えるかによるということです。
では、個々人によって異なる『生き生き働く』という状態に、どうやってなるのかということですが、ジョブクラフティングと『生き生き働く』の関係を調べるというアプローチを行いました。対象者は9,716人で、インターネット経由で設問へ回答してもらいました。
ちなみに、ジョブクラフティングとは、一人ひとりが仕事に対する認識や行動を修正することで、仕事のやりがいや働きがいが持てるように変容しようという考え方です。
ジョブクラフティングには3つの次元があると京都大学経営管理大学院の関口 倫紀教授が提唱しており、今回はこの3つの次元について「1 まったくあてはまらない」から「7 非常によくあてはまる」まで7段階で回答してもらっています。
「生き生き働く」については、「あなたはここ1ヶ月の間、生き生き働いていましたか?」という質問に、「1 まったくあてはまらない」から「7 よくあてはまる」まで5段階で回答してもらいました。
ということで結果ですが、タスク境界も関係境界も認知的境界も全て「生き生き働く」に影響していますが、中でも「認知的境界」が一番影響が大きいというものでした。
仕事のやりがいや意味、目的を考える。さらにはやりがいある仕事、意味のある仕事、社会的意義のある仕事だと捉え直す努力をすることが重要ということですね。
次にJCのスコアを高中低で分け、「生き生き働く」との関係性を調べてみたところ、
JCが高いと、「取り組む」「達成」「満足」「進む」「楽しむ」「認める」などのワードが多く、能動的に「生き生き働く」状態を作っていて、
JCが低いと、「給与」「収入」「人間関係」「好き」「得る」などのワードが多く、他者から与えられた環境が「生き生き働く」状態を作っている
というデータがとれました。
ここから言えることは、能動的に捉えることで生き生き働くことができ、一方、給与や人間関係などで捉えると、生き生き働けるかどうかは他社から与えられた環境次第ということになります。要はどう捉えるか次第ということですね。
どんな環境であろうと、その中で自分はどう取り組むか、何を目指すか、どう楽しむかを自ら考えることが大切ですね。
生き生き働けるかどうかは主観的だということが分かったということで、まあ言われてみればそうですが、じゃあ「私は生き生き働いている」と自己暗示を掛ければいいのかというと、それでうまくいけばいいですが私は無理です。
今回の研究で何がうれしいかというと、生き生き働くを普段みんなが考えていることや感情を表すようなワードで分析したことにより、何を変えれば良いのかを直感的にイメージできるようになったことだと思います。
「給与」「収入」「人間関係」「好き」「得る」などの他者起因の要素ではなく、「取り組む」「達成」「満足」「進む」「楽しむ」「認める」などの主観的な要素で仕事を捉えることで、「生き生き働く」ことが実現できるということが示されたのは大きいです。
何でもいいので、自分の考えや意志、感情を持って仕事に向き合うことを増やしていく!
職場でもカフェでも、生き生き働いている人はいますし、そうでない人もいます。この差は何なのでしょうか。誰もが生き生き働きたいものですが、生き生き働いている人は何が違うのでしょうか。
ということで今回は、リクルートワークス研究所の辰巳哲子主任研究員による生き生き働くについての研究「主観的仕事ウェルビーイングの 規定因についての探索的検討(2021)」を紹介します。
生き生き働くとはどんな状態なのか
タスクよりも人間関係よりも、仕事の捉え方を変えることが最も効果的
与えられた環境によって「生き生き働く」が決まる人がいる
まず、生き生き働くとはどういうことか、ということが気になります。これを調べるため、1,600人に対して『生き生き働く』を表現するワードを5つあげてもらい、頻出度を分析しました。上位の結果は以下です。
やり甲斐:397
元気:330
健康:222
生き甲斐:222
楽しい:198
溌刺:181
充実:156
やる気:116
活力:107
笑顔:103
「やり甲斐」や「生き甲斐」など、仕事をする上での価値や意味のようなワードや、「元気」、「健康」などの心身の状態に関するワードを思い浮かべる方が多いようです。
とはいえ上記の合計は2,032。全回答数は単純計算で1,600人×5つ=8,000なので4分の1程度であり、様々なワードに散らばっているようです。
次に、自分自身が「生き生き働く状態」について、
という空欄に文字を補完してもらう形で回答を集め、性別年齢との関係を以下のように分析してみました。

この結果の見方ですが、黒文字の「生き生き働くイメージ」と赤文字の「性別年代」の関係性を示しています。近くにプロットされている項目は対応関係が強く、離れていると弱いということになります。例えば、左下の男性20代の『生き生き働く状態』は、「上がる」「取り組む」などのワードで表現される傾向にあり、右上の女性60代は「感謝」や「子供」「思える」などで表現される傾向にある、と読み取れます。
という感じで全体を見てみると、男性20代、女性20代、女性60代にはそれぞれ特徴がありますが、それ以外の性別年代は関係性が近く、ワードも混在しているようです。
この結果から、『生き生き働いている』という状態は、個々人により多様であるということがわかりました。例えば、「働ける」「目標」「成功」など、仕事そのものに焦点があたる方もいれば、「定時」「お金」「子供」など、プライベートの方もいます。『生き生き働く』状態は、個人がそれをどう捉えるかによるということです。
では、個々人によって異なる『生き生き働く』という状態に、どうやってなるのかということですが、ジョブクラフティングと『生き生き働く』の関係を調べるというアプローチを行いました。対象者は9,716人で、インターネット経由で設問へ回答してもらいました。
ちなみに、ジョブクラフティングとは、一人ひとりが仕事に対する認識や行動を修正することで、仕事のやりがいや働きがいが持てるように変容しようという考え方です。
ジョブクラフティングには3つの次元があると京都大学経営管理大学院の関口 倫紀教授が提唱しており、今回はこの3つの次元について「1 まったくあてはまらない」から「7 非常によくあてはまる」まで7段階で回答してもらっています。
「生き生き働く」については、「あなたはここ1ヶ月の間、生き生き働いていましたか?」という質問に、「1 まったくあてはまらない」から「7 よくあてはまる」まで5段階で回答してもらいました。
ということで結果ですが、タスク境界も関係境界も認知的境界も全て「生き生き働く」に影響していますが、中でも「認知的境界」が一番影響が大きいというものでした。
仕事のやりがいや意味、目的を考える。さらにはやりがいある仕事、意味のある仕事、社会的意義のある仕事だと捉え直す努力をすることが重要ということですね。
次にJCのスコアを高中低で分け、「生き生き働く」との関係性を調べてみたところ、
JCが高いと、「取り組む」「達成」「満足」「進む」「楽しむ」「認める」などのワードが多く、能動的に「生き生き働く」状態を作っていて、
JCが低いと、「給与」「収入」「人間関係」「好き」「得る」などのワードが多く、他者から与えられた環境が「生き生き働く」状態を作っている
というデータがとれました。
ここから言えることは、能動的に捉えることで生き生き働くことができ、一方、給与や人間関係などで捉えると、生き生き働けるかどうかは他社から与えられた環境次第ということになります。要はどう捉えるか次第ということですね。
どんな環境であろうと、その中で自分はどう取り組むか、何を目指すか、どう楽しむかを自ら考えることが大切ですね。
生き生き働けるかどうかは主観的だということが分かったということで、まあ言われてみればそうですが、じゃあ「私は生き生き働いている」と自己暗示を掛ければいいのかというと、それでうまくいけばいいですが私は無理です。
今回の研究で何がうれしいかというと、生き生き働くを普段みんなが考えていることや感情を表すようなワードで分析したことにより、何を変えれば良いのかを直感的にイメージできるようになったことだと思います。
「給与」「収入」「人間関係」「好き」「得る」などの他者起因の要素ではなく、「取り組む」「達成」「満足」「進む」「楽しむ」「認める」などの主観的な要素で仕事を捉えることで、「生き生き働く」ことが実現できるということが示されたのは大きいです。
何でもいいので、自分の考えや意志、感情を持って仕事に向き合うことを増やしていく!
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