<100 subscribers

BandCampが「AIで作った音源は全部禁止します」と言い出した。でも、「それ本当に運用できるの?」というのが、最初に浮かんだ正直な感想だった。
AIで作った音楽かどうかって、耳で聞いてもほぼわからない。Deezerの調査では、リスナーの97%が「これはAIか人間か」を当てられなかったらしい。つまり、ほとんどの人は、AIって言われなければ気づかないレベルまで来ている。
じゃあ機械で見分ければいいのかと言うと、それもすごく怪しい。研究用のAI検出モデルは「高精度です」って言うけど、ちょっと音を加工したりエフェクトを足したりするだけで、精度がガクッと落ちることが知られている。
現実の世界では、みんな普通に圧縮したりマスタリングしたり、サンプルを切ったり貼ったりしている。その全部を相手に、「これはAIだ」「これは人間だ」って自動で当てていくのは、ほぼ不可能に近いと思う。
だからBandCampも、結局は
ユーザーからの通報
スタッフの目視チェック(+場合によっては検出ツール)
みたいな運用になるはずだ。
でもそれって、「バレた人だけ怒られる世界」になりやすい。
個人的に一番モヤっとしてるのは、ここだ。「どこからどこまでがAIなのか」が、現実にはグラデーションになっている。
ドラムはAIドラム音源やループを使っている
自分で作ったメロディを、AIにオーケストレーションだけやらせている
作詞・作曲は自分だけど、ボーカルはAI歌声合成
曲全体をSUNOやUdioみたいなサービスで生成
これって全部「AI使ってる」と言えばそうだし、「人間の手もめちゃくちゃ入ってる」と言えばそれも本当だ。BandCampは「完全に、または実質的な部分がAIならNG」みたいな書き方をしているけど、「実質的」ってどこから?という話になる。
この曖昧さのせいで、真面目に「ここはAIを使いました」と言う人だけが損をして、「黙っていればバレないでしょ」という人が得をする構造ができかねない。
BandCampは、AIっぽい作品があったら通報してくれ、とユーザーに呼びかけている。でもこれ、うまく機能しないどころか、人間関係を悪くする方向に働く気がしている。
気に入らないアーティストを「AI疑惑」で通報する
人気が出てきた人に対して「これAIでしょ?」と噂を立てる
本当にAIを使っているスパム的なアカウントは、むしろノーテンキに量産し続ける
アカウントが突然削除されて、フォロワーに説明もできなかった、という話にならないだろうか。何がAI認定されたのか、どういう基準で消されたのかがわからないままだと、「人間の音楽を守る」はずのルールが、むしろクリエイターの信頼を削っていくと思うんだ。
自分は、AIを使うこと自体が悪いとは思っていない。問題なのは、「AIかどうか」を隠してごまかすことと、「AI禁止」という言葉だけが独り歩きして、現場のグレーゾーンを切り捨てることだ。
本当に大事なのは
どこをAIに任せて
どこを自分で作って
どういう意図でそのツールを使ったのか
その中身だと思う。
BandCampが「AI禁止」という強いカードを切った気持ちもわかる。AIだらけのストリーミングに疲れた人たちにとって、「ここは人間だけの場所です」と宣言できるのは魅力的だろう。
でも、AIはこれからもっと自然に音楽制作に溶け込んでいく。そのとき、「AIかどうか」で線を引き続けるのは、ますます難しくなる。ルールの穴を突く人だけが得をして、正直な人が損をする世界になってしまう。
だから個人的には、「AI禁止」よりも「AIの使い方をちゃんと見せる」「ラベルをつける」「説明できる人を評価する」ほうが、ずっと健全で現実的な落としどころなんじゃないかと思っている。

BandCampが「AIで作った音源は全部禁止します」と言い出した。でも、「それ本当に運用できるの?」というのが、最初に浮かんだ正直な感想だった。
AIで作った音楽かどうかって、耳で聞いてもほぼわからない。Deezerの調査では、リスナーの97%が「これはAIか人間か」を当てられなかったらしい。つまり、ほとんどの人は、AIって言われなければ気づかないレベルまで来ている。
じゃあ機械で見分ければいいのかと言うと、それもすごく怪しい。研究用のAI検出モデルは「高精度です」って言うけど、ちょっと音を加工したりエフェクトを足したりするだけで、精度がガクッと落ちることが知られている。
現実の世界では、みんな普通に圧縮したりマスタリングしたり、サンプルを切ったり貼ったりしている。その全部を相手に、「これはAIだ」「これは人間だ」って自動で当てていくのは、ほぼ不可能に近いと思う。
だからBandCampも、結局は
ユーザーからの通報
スタッフの目視チェック(+場合によっては検出ツール)
みたいな運用になるはずだ。
でもそれって、「バレた人だけ怒られる世界」になりやすい。
個人的に一番モヤっとしてるのは、ここだ。「どこからどこまでがAIなのか」が、現実にはグラデーションになっている。
ドラムはAIドラム音源やループを使っている
自分で作ったメロディを、AIにオーケストレーションだけやらせている
作詞・作曲は自分だけど、ボーカルはAI歌声合成
曲全体をSUNOやUdioみたいなサービスで生成
これって全部「AI使ってる」と言えばそうだし、「人間の手もめちゃくちゃ入ってる」と言えばそれも本当だ。BandCampは「完全に、または実質的な部分がAIならNG」みたいな書き方をしているけど、「実質的」ってどこから?という話になる。
この曖昧さのせいで、真面目に「ここはAIを使いました」と言う人だけが損をして、「黙っていればバレないでしょ」という人が得をする構造ができかねない。
BandCampは、AIっぽい作品があったら通報してくれ、とユーザーに呼びかけている。でもこれ、うまく機能しないどころか、人間関係を悪くする方向に働く気がしている。
気に入らないアーティストを「AI疑惑」で通報する
人気が出てきた人に対して「これAIでしょ?」と噂を立てる
本当にAIを使っているスパム的なアカウントは、むしろノーテンキに量産し続ける
アカウントが突然削除されて、フォロワーに説明もできなかった、という話にならないだろうか。何がAI認定されたのか、どういう基準で消されたのかがわからないままだと、「人間の音楽を守る」はずのルールが、むしろクリエイターの信頼を削っていくと思うんだ。
自分は、AIを使うこと自体が悪いとは思っていない。問題なのは、「AIかどうか」を隠してごまかすことと、「AI禁止」という言葉だけが独り歩きして、現場のグレーゾーンを切り捨てることだ。
本当に大事なのは
どこをAIに任せて
どこを自分で作って
どういう意図でそのツールを使ったのか
その中身だと思う。
BandCampが「AI禁止」という強いカードを切った気持ちもわかる。AIだらけのストリーミングに疲れた人たちにとって、「ここは人間だけの場所です」と宣言できるのは魅力的だろう。
でも、AIはこれからもっと自然に音楽制作に溶け込んでいく。そのとき、「AIかどうか」で線を引き続けるのは、ますます難しくなる。ルールの穴を突く人だけが得をして、正直な人が損をする世界になってしまう。
だから個人的には、「AI禁止」よりも「AIの使い方をちゃんと見せる」「ラベルをつける」「説明できる人を評価する」ほうが、ずっと健全で現実的な落としどころなんじゃないかと思っている。
Share Dialog
Share Dialog
No comments yet