
「渾身の1曲ができた!」と興奮してアップロードしたものの、数日経っても再生数は2桁止まり…。
SNSで告知をしても反応は薄く、まるで広い海に向かって小石を投げているような無力感を感じたことはないか?
「自分の音楽には価値がないのだろうか」と落ち込んでしまう前に、少しだけ視点を変えてみよう。今日は、音楽活動を長く、楽しく続けるためのマインドセットと、具体的なアクションについて話していく。
再生数や「いいね」の数を気にしすぎると、音楽制作は途端に「苦しい作業」に変わってしまう。もし今、数字に疲れてしまっているなら、「誰かのため」ではなく「自分のため」に作る原点に立ち返ってみて欲しい。
自分が心の底から「この曲、最高にかっこいい!」「このメロディが好きだ!」と思えるものを作っている時、そこには嘘がない。
自分が楽しんで作った作品には、不思議と熱量が宿る。
継続しやすくなる: 評価を他人に委ねないので、モチベーションが維持しやすくなる。
オリジナリティが生まれる: トレンドやウケを狙いすぎないことで、あなただけの「色」や「癖」がにじみ出る。
実は、この「あなたらしさ」こそが、将来的に濃いファンを惹きつける磁力になるのだ。
「自分のために」が大前提とはいえ、やはり誰かに届く喜びも味わいたいと思うかもしれない。
では、自分の楽しみをキープしつつ、外に向けて扉を開くための具体的な工夫をいくつか紹介していく。
ただ曲のリンクを貼るだけでは、なかなかクリックしてもらえないだろう。
ショート動画を活用する: TikTokやInstagramのリール、YouTubeショートで、サビの15秒だけを映像付きで流してみる。
制作過程を見せる: 完成品だけでなく、作っている最中の様子や、機材の話などを発信することで、「人柄」に興味を持ってもらえる。
一人で戦う必要はない。
イラストレーターさんにジャケットを描いてもらう
他のミュージシャンとフィーチャリングする
動画クリエイターにBGMとして使ってもらう
誰かと組むことで、相手のファン層にもあなたの音楽が届くきっかけとなる。
音楽は「音」だが、リスナーが共感するのはその奥にある「ストーリー」だ。
どんな気持ちで作ったのか
どんな情景をイメージしたのか
歌詞に込めたメッセージは何か
これらをキャプションやブログで丁寧に綴ってみて欲しい。「いい曲だな」で終わらず、「この人の考えが好きだな」と思ってもらえれば、リスナーはあなたのファンになる。
今はまだ、あなたの音楽が見つかっていないだけかもしれない。
世界には何十億という人がいる。あなたが「良い」と思って作った音楽に共鳴する人は、必ずどこかに存在する。
大切なのは、その人があなたを見つけるまで、あなたが音楽を辞めないことだ。
まずは自分が一番のリスナーになり、創作を楽しみ続けてみて欲しい。その楽しさが波紋のように広がり、いつか誰かの心を揺さぶる日が必ず来る。
「次に作る曲は、再生数を一切気にせず、自分が今一番聴きたい音だけで作ってみる」
まずはここから始めてみない?
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