日本の自動車業界は、貴重なバッテリー材料の流出を食い止めようと躍起になっている。新たなデータによると、国内の中古電気自動車の80%以上がバッテリーが装着されたまま輸出されており、推定175億円(1億1500万ドル)相当のレアメタルが海外に流出していることが明らかになった。 EVの普及が進み、手頃な価格の新しいモデルが市場に投入される中、業界リーダーたちは、リチウム、ニッケル、コバルトといった、日本が輸入に大きく依存している重要な資源を「都市鉱山」と呼ぶこれらの資源を有効活用するため、国家的なリサイクル戦略の策定を推進している。 パナソニックと住友金属鉱山、クローズドループ・イニシアチブを開始 パナソニック エナジーと住友金属鉱山は、2025年3月にバッテリー製造廃棄物からニッケルをリサイクルするための提携を発表した。これは、日本初のクローズドループ型自動車バッテリーリサイクルプログラムとなる。パナソニック エナジー住之江工場(大阪)から排出されるバッテリースクラップは、現在、住友金属鉱山東予製錬所と愛媛県新居浜ニッケル工場で処理され、硫酸ニッケルが抽出されて新たなバッテリー正極材...